「なるほどディカプリオ」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 郷愁さんの映画レビュー(感想・評価)
なるほどディカプリオ
オイルバブル時代の狂気と闇と悲哀を描いた大人向け作品でした
原住民インディアンの束の間の隆盛と衰退葛藤、それをしゃぶり尽くす白人と主人公の醜悪さと葛藤が同時に描かれています
それらを決して綺麗事でまとめないのが本当にリアルで、一歩間違えば嫌悪感しか与えかねないところですがそこはディカプリオとデ・ニーロです
圧巻の演技と存在感で魅せてくれます
今作のディカプリオはほとんどのシーンで眉間にシワを寄せ、への字口です。それが虚勢と嘘と葛藤を現しているように見えました
彼でなければこの映画は成立していなかったかもと思うほどです。
非常に長い作品ですが、私は退屈になりませんでしたし楽しめました
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