哀れなるものたちのレビュー・感想・評価
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難解な大人のおとぎばなし
胎児の脳を母親に移植して云々という発想は興味ぶかく、また、高度な映像表現や音楽により物語の世界がしっかり作られていると感じました。
それから、邦題や『Poor Things』という原題が示唆するように、言いたいこと、描きたいこともなんとなくわかった。
でも、映画そのものが面白くなかった。観念的な遊びのように映り、こころに響くものはありませんでした。
中2のころから知能がほとんど発達していない僕には、この大人のおとぎばなしは難解でした。
R-18号
(下ネタ文章が多いので、苦手な人は、決して読まないで下さい。)
(出来れば通報しないで下さい。)
本編前の予告上映中に、前方の席で、特大サイズのポップコーンをぶちまけた歳の差カップルがいたョ
哀れなる…
削除しないで
馬鹿にしないで
明日は我が身
見ているコッチも恐縮です
梨元 勝じゃありません
僕の地元では、まだローカルCMに出てます
亡くなったのに…
田舎だからユルいのか?
親族にギャラが出てるのか?
知らんけど
冒頭から脱線しないで
恐縮です…涙
上映してすぐに、駄作かな…? と思ったが、10分もしない内に、18禁の妖しい魅力に取り憑かれる
いやしいの
18禁なので、やはり エロ・ストーンに期待してまう
いやらしいの
哀れナリ…
低予算を誤魔化す為の白黒かと思ったが、そうでもなかった…?
死体男性のHKCをプラプラ持って、チョン切ろうとする サド・ストーン
皮だけ切ろうとしたのか?
サドの中にもホトケあり
ホーホケキョ
映倫は おかんむり?
ゴールデンカムリ
削除しないで
そういえば? 18禁になると珍子解禁でしたっけ…?
イースタン・プロミスでも、ヴィゴ・モーテンセンが、炭色のなすびをプラプラさせて大暴れしてましたね
炭色なので、天然ボカシ作用があったり無かったり…
隅々まで?
サウナシーンなので、ホッコリほぐれていた印象…
削除しないで
エブエブのディルドの方が下品でしたね
見えすぎちゃって困るの
近年の合成映像って、ジュラシックパークの頃より、逆にチープになってる作品が多い気がします
アイコラのような合成映像多し
予算の問題なのか?
知らんけど
アイコラを生成AI で作ったら凄そう
やってる奴、絶対いるよね…
知らんけど
来年あたりには、生成AI アイコラ動画をPHでキボンヌ
訴えないで
まだやってまてん
脱線しすぎて帰れまテン…
序盤はチープな感じだが、徐々に慣れてくる
慣れた頃には、エロ・ストーンにハマっている
クルクル回るのは、鳥インフルに感染したの?
クルエラが凄く良かった記憶があるが、内容は忘却している
クルクルミラクル 狂ッテル
インテル 入ッテナイ
頭の中の巨大な消しゴム…
脱線しないで
忘れないで…涙
端正な顔立ちなのに、アンバランスなゲジゲジ眉毛が妄想を掻き立てる
チョイブ酢セクシー女優と同じコンセプト?
アンバランスさから産まれるエロスは無限大…
アンバランスなKissをして by 高橋ひろ
好きな曲です
脱線しすぎて恐縮です
曲だけに♪
狙撃しないで
乱数歩行は出来ません
やはりPHでパクリ動画が出そう
インスタの北川景子も同じ眉毛でしたね…
しつこい広角・魚眼レンズとズーム映像に、ややストレス
白黒なので、なおさら眼がショボショボ…?
「ちー」はジョボジョボでしたね
削除しないで
覗き穴映像に意味はあるんか?
そこにeyeはあるんか?
知らんけど
レトロ風な映像演出だが、白黒と相まって少しあざとい印象…
徐々に大人の女になっていくのかと思ったら、徐々にエマ・ストーンになっていく
人造人間?
大人の頭蓋に胎児の脳ミソって…髄液の中でクラゲのように漂いそう
海月姫?
国が違う
ドラマより映画よりアニメ版が好き
でもドラマ版の芳根京子は完コピでしたね
尼〜ずメンバーも再現度が高かった
映画版の尼〜ずは、池脇千鶴と太田莉菜が特に好き
あの頃の2人が1番好き
誰も聞いてない
脱線しすぎて バグってハニー
誰も知らない
言いたいだけ
脱線したいだけ?
八ヶ岳
ドコモダケ
僕はau
君に for you
死刑でいいです
やっぱり哀れ…
あっぱれ!浦安鉄筋家族
「浦安鉄筋家族」4シリーズが、単行本の累計100巻を達成しましたね
まだ買ってる人いるんだろうか…?
削除しないで&脱線しないで&訴えないで…
そして、本編前半、思ったより早い段階で エロ・ストーン18禁を解禁
サルと化すストーン
これが観たかった
新鮮なキュウリは危険
キウイは無理
ナスはヘタを取ってから
プチトマトはプチ神隠し
千と千尋は泡の国
食ベ物ヲ粗末ニスルナ
開いた口が塞がらない?
バチが当たるョ
バッチこい!
もう食べれない…
性病かと思ったら、入れ墨でした
ソフトな所にsoftと入れる…
ハードやんけ
首を絞める時は、手をクロスさせて
増し締め厳禁
こわれちゃう
by 激愛戦士KEN!!
激レア戦士なり
知らんがな
みこすり半の どぶろっく江口 (ロン毛ガリガリ外人ver)
こんな頭の恐竜、居ましたね
「パキケファロサウルス」
検索したら、こんな名前でした
なんかショック…
もっと可愛げのある名前だと信じてたのに
可愛毛…
進撃の巨人にも出てきそう
世界的規模で、みこすり三兄弟はいるらしい
三秒代?
人類みな兄弟
ちょっと安心?
日々精進
笑ってはいけない
ケツバットの刑
非常にセンシティブ
先端がセンシティブ?
紫式部
紫色なら猛者でしょう
夜の猛者より亡者が怖い
夜の安全呼称を始めます
「膿・おできを目視で確認!」
「異臭・異種には個性あり!」
「準備運動 指差し確認 忘れずに!」
「ウロコ状のおできは感染率高し!」
「後悔先に立たず!気付いた時には役立たず!」
「夜もご安全に!」
壁に貼り紙ありました
夜の舟唄 歌います
面舵一杯 夢いっぱい
安全確認 ヨーソロー
全速前進 ハン ソロー
事前に1回 ソロ活動
全身全霊 超ソッコー
後悔一杯 我 ソーロー
ヨーホー アホイ ヨーソロー …
夜の自我唄?
削除しないで
ワケワカラン
ケセランパサラン
ワケワカメ
そして、お腹が痛くなりそうな熱烈ジャンプ
熱烈ジャンプより、80年代の月刊ジャンプ
やるっきゃナイト、僕のフィアンセ…
熱烈ジャンプ中毒の人造人間って…
漢(おとこ)の理想郷…?
攻殻機動隊のセクサロイド的な?
サルの惑星 キングダム?
理想郷だけに帰って来れない…
酔っ払って寝た時に、たまに似たような夢を見る…
窮鼠は恥部の夢を見る
ヌマニメーション
沼にハマって帰れまテン
あっぱれ哀れ
死刑でいいデス
脱線しないで
クリリンみたいな役どころの ラミー・ユセフ
ライアン・レイノルズの遠い親戚でしょうか?
ヒゲもじゃノルズ…
混ぜるな危険
珍しい汚れ役 マーク・ラファロ
個人的には、汚れ役は初めて観た気がする
ラファエロハルク
本作ではイケメンと言われてたけど……そうだったの?
新発見 新世界 無知との遭遇
世界・ふしぎ発見!
目からウロコ
ウロボロス?
削除しないで
スカーフェイスな ウィレム・デフォー
デフォルメしすぎて フォンドボー
いい出汁でてます
シモ・ヘイヘ?
ヘイヘイホー
与作は〜顔を〜斬る〜♪
顔が傷だらけなのに、痙れんや発音障害は無し
口から不思議な泡を吐く…
臭そう
"実際に試した訳ではありませんが"(ここ大事です) 某薬液をハンカチに含ませて、目標の口と鼻にあてても、すぐに気絶する事はないらしい…
よく解らないけど、気絶する事自体ありえないらしい…?
あまり興味ないけど、犯ざい抑止の情報ソウサなのかな?
あまり詳しくないけど、某薬液絡みの事件は多々ありますね
パソコン通信のない時代に、色々調べ上げるのは大変だったらしい
誰が?
通報しないで
たぶん時効
ポリープって、この時代からあった医学用語なの?
どの時代?
知らんがな
2000年代から役を選ばなくなった印象…
もうプラトーンの面影は無い
アーメン
船上のマーサおばあちゃん(ハンナ・シグラ)が、ベリーキュート
キュウリ?
キウイは無理
20年間 聖女…聖女って言うの?
でも、たまに手は使うのね
骨粗しょう症による、指の骨折に気をつけてね
知らんけど
この映画の象徴のようなマーサおばあちゃんが、全部持ってく…
妖怪のような、パリの娼館の女主人 キャスリン・ハンター
原型がない…
おカマかと思った
年寄りだけど ニューカマー
フランスなのにイギリスを連呼するので、少し混乱
どこの国なの?
床(とこ)の国
永久(とこしえ)に床上手な トコ・ストーンを利用する
コストコは会員制
会員制風俗は、夜のステイタス シンボル
J・ステイサムも好きそう
元スイマーなので、睡魔に負けずに 欲望の大海原を…
とっとこハム太郎
とことん羽目太郎
泡の国は夢の国
ドリーム アワ フューチャー
泡 吹いた?
とっとと死刑
ヒョウ柄の服だと思ったら、入れ墨でした
ヒョウと間違えて ハンティングして下さい
ハンティングパーティ
not パンティ I'm ブリーフ
ドント ブリーフ
ハンティングして仕留めたら、化けて出そう…
18禁人物でした
人の事 言えない…
PTSD? 銃頼みの卑怯すぎる暴君軍人の元夫 クリストファー・アボット
ジョシュ・ハートネットの遠い親戚でしょうか?
足を撃っても貫通しないピースメーカー
軍用ブーツの靴底は、鉛玉より硬いのか?
タンブリングせずに、綺麗な形のままで弾丸摘出
ありのままで♪ 穴に指の女王サマ
ピストル弾あるある演出…
傲慢な元夫より、ヤギが大事
ヤギの脳より、おSiriが大事
長靴履かせて楽しみましょう
こんな私はブタ野郎
ブタよりヤギ派ですが
「青春ブタ野郎は おるすばん妹の夢を見ない」
妹系の企画モノは鉄板
鉄板で焼ブタに
青春ブタ野郎伝説
デカメロン伝説 …メロンは拒否
電鉄?
轢かれて眠れ…
脱線しすぎ
脱がなかった人造人間2号器
ちゃんと美人を捕獲してる…
美人造人間 セカンドロット
ゲスの極み
鬼畜の所業
諸行無常の響きあり by ハマカーン?
所業無情? ハマーン様?
人の事 言えない…
徐々に飽きてくるけど、タイミングよくハプニング連発
ハプミング?
I'm 神ング
混ぜるな危険
特にマーク・ラファロが面白い
ファニー・ラファロ
意外にハマる、キチガイ・ラファロ
男の黒い欲望が裏テーマなのかな?
底なしに哀れだけれど、気持ちは解らなくもない…
僕の心のヤバい奴?
ラストシーンは、女性に対する応援歌みたいで少し意外だった
エマ・ストーンの解放的な笑顔にスカッと爽快
スキャンダル(2019)みたいに、あざとくないのが好印象
本編鑑賞前から、ありがちなシュールにモヤッと終わるものだと思っていたが、いい意味で裏切られた
エマ・ストーンが関わった演出かな?
シェイプ・オブ・ウォーターより、断然面白いダークエロファンタジー
こんなに面白いエロ系18禁映画は、個人的に、ラマン(1992)、娼年(2018) 以来かもしれない
頭が犬で、体がニワトリの生き物だけが違和感あったけど、人の事 言えない
人面犬 キボンヌ
過激だというレビューが多いけど、個人的にはそうでもなかった
慣れすぎた自分が1番哀れなのさ
レビューが脱線しすぎて、超長文がちゃんとデータ保存されるのか不安…
「本文は5000文字以内で入力してください」だって
悩む
どうせ誰も読まないのさ
寝落ちレビュー?
超長文失礼しました
自動検索には引っかからないようにしてるけど、下ネタ文章多すぎて、高確率で通報されそう
通報しないで…って書くと通報されがち
誰モ信ジラレナイ
スクショは撮ったけど、削除されない事を祈るばかり
ナンマンダ
災難ダ
観テ良カッタ
幸せの指標 (あなたはラストに納得した?)
純粋で尽きることのない好奇心で人間と世界を探求した果てがあのラストだと言うなら、納得出来なかった私は幸せ者なんだろう。対照的にゴッドが今際の際に至って、独りよがりとはいえ人間的情愛を知る事となったのが救いに見えた。
【追記】
劇中にあって唯一と言っていいほど理性的な人物として描かれていた黒人青年が、物語を結末へと加速させるトリガーを引いてしまっているのが興味深い。絶望という感情と向き合うために重要なのは知性より人生の深みであることを誰ひとり語らない。「アルジャーノンに花束を」を思い出した。そういうことか。
【再追記】
憐れみの3章に先立ち再度論考してみたので。ジェンダーとインテリリベラルという二つの積年の社会問題をひとつの視点で総括しているのかなと。執拗な性描写はグロテスクで、これジェンダーで貞操観念を規定されなかったのをいいことにセクシャリティを遠慮なく発露する男性がやってる事を反転してみせてるんだね。それからインテリジェンスの獲得がリベラル的思考への傾倒に繋がる様を描いてるわけだが、残酷な現実を前にしては為す術なく、免罪符に人の金を払って逃げ出す始末。結末は結局小さな世界を暴力革命で支配して満足してしまった。いずれにおいても「情操」が成熟していないと正しく振る舞えないということなんじゃないかと思う。情愛や憐憫や怒りという感情ときちんと向き合うにはそれなりの人生を歩まねばならない。
哀れなのは誰?
美しくあれと求める哀れなるものたち。
彼女はひたすらに純粋で、ただただ知りたいという欲求のみを抱いて旅に出る。
思考も言動も、およそ人間的ではない彼女だからこそ、そこには穢れなき美しさが存在する。まるで人形や犬や子供のような、いわば押井守的な美的感覚を醸し出しているのである。
そんな美しさを求める人間たちに対して、彼女は全く意にも介さず、さらなる知識をもとめ、より人間らしくなっていく。
自由意志の名のもとに、その変化は許されてしかるべき行為ではあるのものの、普通になることが是が非か未だ結論を出せないでいる。
純粋無垢な人が歩む人生譚としてはフォレスト・ガンプでいい。無垢であ...
熱烈ジャンプ!
めちゃくちゃだけど、自己啓発映画でもあるんだよな
興味深かった。
映画館にて鑑賞しました。
タイトルに惹かれて前情報なしで見に行きました。アカデミー賞の複数の部門にノミネートされている作品だと映画が始まる前のCMで知りました。
最初は色無しから始まり、旅に出たところから色が付き始める演出であったり、現実なのか幻想なのか若干不安になるような街並みや色合いに独特な世界観を感じました。この監督さんの世界観なのかもしれませんが、現実味をちょっと薄めることで「ここで描いているのは現実じゃないんですよ」という言い訳をギリギリなところでしているようにも感じました。
大人の女性の体に、その女性が身ごもっていた胎児の脳を移植して観察するというのは、とてつもないマッドサイエンティストな発想で設定自体にはかなり驚きましたが、彼女の成長過程はシミュレーションゲームを見ているような感覚にもなり、個人的には興味深かったです。
この映画はこの結末を見せたかったのでしょうか。結末に至る過程を見せたかったのでしょうか。表現しづらいのですが、映画のあのラストはあの過程を経ての結果として良かったのでしょうか。
映画としては面白いが
映像は美術的だし、エマストーンはすごいし、上映時間の長さを感じさせない。
けど、これを女性の自立と解放なのだー、と男性の原作家や監督に言われちゃうと、違うくね?と思う人も多いだろうな、と思いました。
そういうのも含めて「Poor Things」なのだー、ってことなのかな。
コメディと言われても笑えるシーン一個もないし、不協和音と無秩序なリズム満載のSEはかなり苦痛。
善意の自慰
流石だなぁ〜、って感じでした。好き。好きだけども長いッ笑 ハルクターンはもっと削っても…、いや必要か。たぶん本気で好きにしたら後半の将軍ターンも延びて4時間超えだったのでしょうね。昨今色々と言われるけれども「プロデューサー力」ってのも大事なんだなぁとトンチンカンな感想を抱きました。
一見、男性陣を愚かしく描いて〜風に見えたりもしますがさにあらず。やはりこの監督の視点はフラットで素晴らしい。なんなら一番吐き気がするのが「ベラの施し」である所。アレが意味を為していない処か、(問題はあれど)恩のある人を窮地に追いやっている様は、滑稽を通り越して胸糞悪かったですねー(たぶんそれが狙い)。終わり方も個人的には「オエッ」でしたが、話全体の纏まりとしては秀逸でした。
「曇りなき眼」で世界を見つめよ
自分自身の眼で世の中を見ろ、と言われた気分。それは、ただ単に公平な視点で物事を見るということだけではなく、常に自分の目で見て疑問を持ち考えよ、ということ。
一人の女性が自立するまでの過程も描いている。ベラの内面の成長と、危なげな歩き方が、段々と地を踏み締める歩き方に変わっていく様子がリンクする。子ども→大人への人間としての成長と、内(家)→外(世界)への女性としての自立だ。実験のための、ものとして扱われていたベラが、一人の女性になっていく様は、女性に対する所有欲へのアンチテーゼだ。
好きな相手が他人と性行為をしたら嫌なのは当たり前だ。だが、行為者が男性である場合より、女性である場合の方が世の中の目線は辛く鋭い。娼婦が卑しいという考えも、女性に対して清廉さを過剰に求める意識の表れだ。また、女性の体が、男性の「もの」であるという歪んだ前提も、ベラの奔放さによって逆説的に垣間見える。自分の体は誰のものでもなく、自分のものだ。
ベラが性欲だけでなく、知的欲求を満たすことにも快感を覚えてるのが良かった。知的な人やものに触れることは、自分の内面を成長させ、言葉遣い、考えを形成させる。人間的成長に不可欠だ。
どこかファンタジー味のある街並みやセットが、ベラの経験する冒険らしさを強調していて面白かった。画としてもユニーク。
突然現れた生前の夫について行っちゃう展開はちょっとびっくりしたけど、好奇心旺盛なベラなら、まあ有り得るのかな。彼女がなぜ自殺したかが分かったのも良かった。でもやっぱり、自殺の理由はほんのり匂わせるぐらいで丁度良かったのでは、と思ってしまう。
自分の感覚をフルに刺激される映画
あらすじだけ読んでいったのだけど、想像を遥かに越えて凄かった!!
発想・衣装・背景の建物群、世界観全てものすごく好みで、最初から最後までずっとベラの変わりゆく視点に合わせて変化していく衣装や小物やセットにわくわくした。
ベラが成長過程でスポンジを吸収するように体験から得ていく全てのものが、最終的に彼女が女性として成長した後に、彼女の価値観や倫理観に繋がっていくことに心が震える。
冒険と成長はセットだよね。
彼女が成長するにはあの素敵な豪邸を出て、彼女の自由さを愛して好奇心を満たしてくれるスポンサーとお出かけし、見聞を広める必要があったのね。
家でどれだけマナーを教えても、色んな人と出会って他人から見た自分がどんなかを自分で学ぶまでは、必要なことはよくわからないよなと思った。
性的なことはその人の隠せない本質が顕になることの表現なのかなと思ってみてたけど、色んな欲望を隠しながら人は生きてて、それを全部出しても良い場所に来たらその人本来の人間性みたいものがバーンと出てしまうだろな。
文字通り丸裸になった人間をベラの純粋な観察眼でたっぷり観察してまた彼女は成長していく。すごい。すごくよくできてる。
さぞかし多い学びがあっただろう。
衣装はコルセットをつけてない時のリッチに生地を使ったフワフワのお袖のドレスもものすごく可愛いけど、カチッと型通りに着られた赤いドレスもすごくすごく素敵だったなー。どれもこれもうっとりで、新しいドレスで現れる度に隅々まで眺めてしまった。
建物がまた素敵で、窓!窓がものすごく凝ってて素敵だった!!
住みたい。
とにかく自分の感覚をフルに刺激する映画だったなと思う。
凄いものみたな。
見どころは多い
人体実験の被験者の成長譚である奇譚
ストーリーが奇想天外かつ演出が強烈で『奇譚』という表現が似合う作品だろう。
人体実験の被験者としてマッドサイエンティストである外科医・ゴッドウィン(ウィレム・デフォーさん)により脳の部分に赤ちゃんの脳を移植された成人の身体を持つベラ(エマ・ストーンさん)。
ベラの行動は言われてみれば/子育て経験があれば分かるだろうが子供の成長過程をなぞっていくものである。
ベラの成長は周囲の大人からみると急激であり、人間の欲求のひとつである性欲もストレートに表現するようになっていった。
ベラの行動は少しずつ成人の行動に近づいていくが、
・ゴッドウィンの教え子の医学生・マックス(ラミー・ユセフさん)
・ゴッドウィンとマックスを結婚させるための手続きを担当した弁護士・ダンカン(マーク・ラファロさん)
・ベラとダンカンの旅行中にクルーズ船で出会った乗客
・船から追放された後のパリの売春宿の客や労働者
などとの出会いや交流の中で、本能的行動と人格形成のアンバランスに周囲が振り回されながらも、ベラがひとりの人格を持った成人に近づく過程が興味深く観ることができる。
性欲の発露の描き方が故・大島渚さんの『愛のコリーダ』とは違う描き方ではあるが直接的であり、R-18指定も止むなしかと思った。
人体実験の被験者がストーリーに登場する作品としては個人的には大友克洋さんの『AKIRA』や貞本義行さん+庵野秀明さんの『新世紀エヴァンゲリオン』が印象的だが、この2作品をご覧になった方はベラの生き様と『AKIRA』の被験者たち・『エヴァンゲリオン』の綾波レイの姿と比べてみるのもアリかと思う。
元々彼等が非人道的な実験の産物であり、物語の終盤に登場するある人物の最後の姿の描き方が妥当かどうかは意見が分かれるだろう(個人的にはあまり好ましいとは思わなかった)。ベラにとっては明るい結末だが…
ピンホールカメラや魚眼レンズを使ったカメラワークや、モノクロから総天然色に移行する映像は、ヨルゴス・ランディモス監督の得意なスキルが反映されているようである。
世にも奇妙なものがたり
好きな監督の作品だったため、事前情報はシャットアウトして観賞。自分の子供の脳を移植された無垢な女性(肉体は大人)が社会の良識とやら(いわゆる男性的な社会)を経験する「冒険」を通じて、生きる自由を得る、というのが大まかなストーリーです。
なにがすごいってエマストーンの演技。最初と最後でキャラクターの表情の変化よ!同一人物だとは思えないほどすごかったです。こんな難役、今の日本の若手俳優にできるかよ!って。唯一可能性があるのは満島ひかりさん。やらないだろうけど笑
不満点挙げるなら、R18禁シーンが多すぎる。品がない交わりの連続で男女ってバカだなという視点を監督があえて意図的に放り込んでいる嫌いもあるが。だとしたら狙いは的中。
事前情報では純粋なベラの明るい世界旅行(冒険譚)と思っていたが、やっぱり一筋縄ではいかないヨルゲンランティモス監督。性差別、貧富の差など社会課題を次々にベラに提示していき、ベラはその解決に向けてまさしく体当たりでぶつかっていきます。そして、最後に山場があります。最後にベラが出した答えは?これは劇場で。
この監督の作品が気になったなら、「ロブスター」「聖なる鹿殺し」はおススメです。
追伸
この後、お昼挟んで好きな監督アリアスターの「ボーはおそれている」観賞します。1日でげっそりしそうです😱
グロテスクなれど美しき女性解放絵巻
成人女性の肉体に胎児の脳を移植された女性の不思議な人生を描くなんとも凄い世界観の映画です。ジャン=ピエール・ジュネやテリー・ギリアムのような不気味で異様なビジュアルにも圧倒されます。精神と肉体のアンバランスから、主人公の行動は、女性はかくあるべきと言う常識やタブーを軽々と乗り越え、女性を消費する男性優位社会への強烈なアイロニーになっているのが痛快です。監督のヨルゴス・ランティモスは、彼女の冒険譚を戯画風に描いていてファンタジーのようでもあるけど、一方でどぎついベッドシーンがやたらと多くバランスが悪いようにも感じました。映画としての完成度は高いけど、異様な作風についていけるかどうかは、観る人の好みによりますね。役者では、製作も兼ねるエマ・ストーンの独断場で、女優としてリスキーで異常な役柄を見事に演じ切っています。マーク・ラファロの主人公に翻弄されるクズ男振りも、いい味わいです。また、慈愛あふれるマッドサイエンティスト役のウィレム・デフォーも素晴らしかったです。
なんじゃこりゃ?!
面白すぎるじゃないかー!!
中世なのか近未来なのかの、衣装も装飾も映え過ぎる!
自ら命を絶ったベラは、天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって
自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生。
成長していく過程で、
「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられ、
弁護士ダンカンに誘われ、大陸横断の旅に出る。
身体は大人の新生児の感覚で世界を見つめるベラは、
時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、
驚くべき成長を遂げていく。
ということで、簡単に言えば、
女性の自立要素多めのベラの成長冒険物語。
ウィレム・デフォーのゴッドの存在感も半端ない!
父親からの虐待でしかない教育的実験の話に悲しくなり、
でも、それで天才になったのかも知れないという、なんとも切ない気持ちになり、
それでもベラと生活する中で、親のような愛情を持てたゴットは幸せだね。
ゴッドとベラのお別れのシーンには涙がこぼれちゃいました。
元夫への後始末も最高!
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