「どえらい映画を観てしまった…」哀れなるものたち 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
どえらい映画を観てしまった…
それが見終わった後の第一印象。観る前は、まぁ「フランケンシュタイン」のヴァリエーションだなと思っていた。でも、それを乗り越えて想像もつかない展開になってゆき、圧倒された。この難しい役柄に真っ裸も厭わず、体当たりでぶつかったエマ・ストーンに拍手! 元ネタと徹底的に違うのは、醜くない。創造者に愛されている。名前もある。やっぱり、それってすごく重要なことなんだろうなと改めて思った。だから、その後の展開もまるっきり違ってくる。ベラの本能のままに行動する姿に唖然とする自分がいた。現実的には絶対無理そうなのに、軽々と進んでゆくベラにもう応援するしかできなかった。映画はどんな終幕を迎えるのか、想像しながら観ていたが、思いもよらない結末を迎えて、呆然とするしかなかった。ベラの肩を強調したドレスは何を意味していたのだろうか。私にはわからなかった。
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