劇場公開日 2024年1月26日

「エマのとりこ」哀れなるものたち 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5エマのとりこ

2024年2月17日
iPhoneアプリから投稿

過去作『籠子の中の乙女』と、『女王陛下のお気に入り』
はどちらもセリフのやりとりがとても印象的で好きでした

今作は特に印象的なセリフはなかったものの
中世ヨーロッパのファッションにミニスカートを加えた独特のファッションや美術的な世界観とエマ(ベラ)のピュアさと聡明さを合わせた魅力にに惹きつけられぱなしでした

赤ん坊の脳みそを移植されて徐々に成長するまでの数年間が
食欲から性欲、知識欲と変化していく過程も
動物的な言動から冒険心、恐ろしく真っ直ぐな感性が
生まれる姿もエマの凛々しい眉毛や黒々とした長い髪が
彼女の内面を表していたように思う

彼女を鑑賞するだけでも価値がある作品

猫柴