劇場公開日 2024年1月26日

「オールタイムベスト級の作品」哀れなるものたち クラウンゾンビ拓哉さんの映画レビュー(感想・評価)

オールタイムベスト級の作品

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

エンドロールを観てる最中の多幸感がたまらない。
オールタイムベスト級に面白かった!
ヨルゴス監督、そりゃー過去作も好きだけど、ここまでハマるとは思わなかった😂

ヨルゴス監督の天才的で変態的な作家性が、恐ろしいほど昇華された作品。
また、映画で表現できる全ての要素が完璧に近いと思った。

・ストーリー
とある手術で蘇ったベラという女性を軸に、“生と死”という語り尽くされたテーマを独自の作家性で描き、変態要素に笑いつつも、“愛”の形に感動した。

・役者の演技
エマ・ストーンの演技に脱帽した。
大人の女性でありながらも、精神は子供である“ベラ”を見事に演じ切った。子供から自立した大人になっていく過程、その変化を使い分けた演技が凄すぎる。
ゴッドのウィレム・デフォーも演技半端なかったよー😭

・音楽&美術
不穏な音楽、楽しい音楽、そして一つ一つ細部まで鮮やかに描かれた芸術的なシーンの数々。こーいう要素あまり重視しない自分でも感動するレベル。
ちなみに、お気に入りシーンはダンスシーン💃

・変態的な笑い
大好きな要素。普通にやったら下品な要素を芸術的に描くという、変態の高みにいった良質なコメディー。序盤のキュウリから度肝抜かれた。とくにパリ編がすごい。子供達に教えようとする父親が、ほんと気持ち悪くて最高だった!

キャラクターの魅力とか、エンドロールの作り込みとか、良い要素が他にもたくさんあるんだけど、キリがないのでここまでとします!

まだ観てない方はぜひ劇場へ😍

クラウンゾンビ拓哉