「愛は」哀れなるものたち tomokuni0714さんの映画レビュー(感想・評価)
愛は
相手を殺すことも、自身を殺すこともあり得る。
キリスト教文化圏で育まれた常識や規範と言うものが、
如何に馬鹿げていて退屈なものであるかを長尺で批判
揶揄した作品だと僕は感じた。
特にそれを感じたのは、性的衝動を通じて外界と触れ
成長して行くベラ。と言う存在の提示や、彼女の元夫であった将軍が山羊へと改造され蘇生された描写などからであるが、そこまで行って、改めて鑑賞を必要とする映画があることに気づいた。
それはフランケンシュタインである。
まぁ、何故かを書く野暮は犯さないでおきたいのでここで終わるが👇
最後に記載したい内容があるのでそれだけは書き出す。
我々が生きる世界で、障碍者。と言う言葉があるが
そう呼ばれる方達は自身が障碍者であると言う自覚と
信念が有るのだろうか?寧ろ彼らから見たときは我々は障碍者ではない。と言い切れる状況であるのだろうか?
本作はそう言う当たり前の疑問を気づかせてくれる映画だと。そう評価したい◎
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