「前半は少し退屈 後半の展開は面白い 着地はまぁまぁ笑」哀れなるものたち 大粒 まろんさんの映画レビュー(感想・評価)
前半は少し退屈 後半の展開は面白い 着地はまぁまぁ笑
羞恥心がないと人の欲望はどうなるのか?全てを試すように、それこそ実験的でシニカルな内容でした。
ベットシーンが生々しいということだったが、そうでもなかった。あれは、お互いに欲求を満たしあっているだけで、それ以外に何もない。食事をしているのと同じだ。外で食事して見せ合ってることにも恥ずかしさがないなら大丈夫なはずだろう。強いていうなら、不快感があるとしたら、食事にもマナーがあるように、性行為にもマナーを求めているからだろう。おそらく笑
こちらが気恥ずかしく思える時は2人だけの世界観で成立している「愛」というものを感じる時であり。嫌悪感は「陵辱」の時だ。ベラにはどちらも無い。だからそこには行為の分析とそれに伴う快楽があるだけ。
見知らぬ他人と相席できる人なら、概ねの人はたぶん流されるように貪れるだろう、それが好みの容姿であればなおおさらであり、そこに喜びが伴えば、何度でも繰り返す。欲望とはそうしたものだ。心など関係ない。
食事は生きるため、睡眠も生きるためだというが、過剰な摂取や贅沢な品々は本当に必要か?より多くを求めているのは、ほとんどの人がそうだろう。
すべからく、全ての人は、自分の欲望に対してマッドサイエンティストに、もれなくなれるということ。延命治療でさえその一つだ。今生きてる世界とはそういう事で、自然に逆らうとはそういうことだと思う。
なのでこの映画に対しては、心揺さぶられるという事はなく、まぁ、そうかな。というくらいでした。良い点は、衣装とカメラアングルと、エマ並びに俳優陣の美しさだろう。羞恥、それすらも耽美という美なのだ。
人は知らない感覚に惹きつけられる。そして、飽きる。残酷な生き物。それを踏まえて考えるのが理性、そこから始めて、人間として倫理観を歩み始めるのだろう。
映画でファンタジックに表現されている部分は、原作では詳細に語っているとのこと。読んでみようかなぁ。思案中笑
丁寧な返信ありがとうございます。
なるほど、例えで色々考えて唸ってしまいました。
フェミニズムの中にも含まれるエンパワーメントの部分に寄るのも、男性目線からかも。
大体、私のレビュー自体 男性目線ですし😖
失礼しました🙇♂️
服装の変化に関しては、「井の中の蛙大海を知らず」「されど空の青さを知る」のようなものなのかなーと。かぼさんの意見から考えてみました。あと、この映画は私的にはフェミニズムもそうなのでしょうが、エンパワーメント寄りの描き方の様にも見えました。
男性目線のフェミニズムは、原作からですか❓
レビューを書くキッカケとして、エマの劇中での容姿の変化が、引っ掛かってたのもあるんです。
最後の姿が、男性側が欲する清楚な感じ、大袈裟に言えば処女性を獲得したかの様に見えたもので。エマの自己確立で得たものも、男性的で何も新しくも無い気がして。
はじめまして、コメントありがとうございます。
原作はメタフィクション構造になっている様ですね。
註釈が肝になってる様で。
もう読破されたんですね。私は本屋でチラ見して、逃げました。