「さながら神秘の泉に近づく雌鹿。」哀れなるものたち てつさんの映画レビュー(感想・評価)
さながら神秘の泉に近づく雌鹿。
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天才科学者の手によって蘇ったある女性の話。
ファンタジーかつ独特な世界の中で、文字通り"裸足"で主人公は世界を味わう。
そんな中で色んな人間に触れるのが、とりわけ主人公に対して所有欲を抑えれない像として男性が描かれるのが多い印象。
すごいフェミニズム的な要素の強い映画なのかなと思ってたけど、伝えたいのは1人の人間の成長を通して見るもっと普遍的なものなのかもと思った。
好奇心に身を任せて世界に飛び出た主人公が色んな経験を積んでどんどん気高く見えるのが面白かった。
若干歪んだ道徳観の世界だからこそ、その中の登場人物たちの台詞が刺さるものがあった。
もっと外の世界を感じたいと思う全ての人たちにおすすめの傑作でした。
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