「独創的な世界観に圧倒」哀れなるものたち 雨雲模様さんの映画レビュー(感想・評価)
独創的な世界観に圧倒
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主人公のベラは妊婦であったが、橋から身を投げ自殺をするという選択をするのだが、たまたま浮き上がってきた遺体を天才外科医のバクスターによって発見、生まれるべきだった赤子の脳をベラに移植することにより、ベラは奇跡的に蘇生する。
が、身体は大人であれど中身は赤子のために見た目とは裏腹に、大人げないと思われる言動や行動が暫し見られるものの覚える内容は格段に増えていくに連れ、放蕩者の弁護士の誘いを受け、世界旅行の旅に出掛ける。
リスボンではじめてのエッグタルトに感動、アレクサンドラで貧困層の子供達の死を目の当たりにし、パリで娼婦として稼ぎ始める。バクスターの死を目前にしていることを知り、ベラはロンドンへ帰国し晴れて婚約者の外科医と結婚式を挙げるのだが、そこにかつての夫が現れてしまう…。
最初から最後まで、哀れなるものたちのタイトルの意味がわかるぐらい、哀れだなあと思うキャストの連続で、ベラを自殺に追いやった夫も哀れなるものたちの仲間入りを果たすのだが、ベラは記憶を取り戻したことにより改めて復讐を果たしたのだろう。
独創的な世界観も非常に面白く、最後まで見ていて飽きなかった。
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