劇場公開日 2024年1月26日

「生≒性への渇望」哀れなるものたち shocolatさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生≒性への渇望

2024年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

モノトーンとカラー、ゴシック調の中世と幻想が混じり合ったような世界観。場面のどこを切り取っても絵画のような作品。
観た後明確には説明出来ない、でも何となく心がスっと整うような感覚がしました。私が女性だったからでしょうか。

一見すると稚拙で奇っ怪で大袈裟で奔放な彼女の言動の中に、残虐で、滑稽で、でも愛らしく、変化と向上心にひたむきな、人の生への渇望が覗き「あー人間って、なんて…」と思う作品です。

最後の「ヤギ」だけは不要な気がしましたが笑
オススメです。

shocolat