劇場公開日 2024年1月26日

「自分の感性を試してみたい方にお勧めの映画です♪」哀れなるものたち ななやおさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分の感性を試してみたい方にお勧めの映画です♪

2024年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

最近の米アカデミー賞受賞作品には少し疑問を抱いていたところ、アカデミー賞11部門ノミネートとの本作品。正直鑑賞を迷いましたが、結果からいえば観ておいてとてもよかったと思います。鑑賞後の後味的には第94回日本アカデミー賞作品賞など受賞の「ドライブ・マイ・カー」を観た後に似ています。「やられたー」とか「そうきたかー」といった類の言葉で正しいのかは分りませんが、とにかく鑑賞前と鑑賞後ではあきらかに違う自分になる、心の奥底にズドンとした衝撃を持ち帰ることになる作品。とはいえR18+で性描写やグロテスクな描写も多々あり、誰にでも刺さる映画とは言い難い内容ではあります。

【本作品をおススメしたい方は以下の人】
・アカデミー賞ノミネート(受賞)作品は欠かさず見ている映画好きなあなた
・何かしらの束縛から自由になりたいと日々感じているあなた
・もしかして自分こそが「哀れなるものたち」ではないかしら?なんて一瞬でも思ったことがある、感受性豊かなあなた

モノクロになったり、カラーになったり、空想の世界になったり豊かな映像美と、巧みな不協和音で観るものの感情を揺さぶる音響、主演エマ・ストーンの体当たり演技など、とにかく見どころは満載です。

週末レイトショーで
一人静かに、
じっくり、
どっぷり
鑑賞するのが
おススメです♪

ななやお