「人生とは」哀れなるものたち NOMさんの映画レビュー(感想・評価)
人生とは
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ネタバレ注意
ある妊婦のご婦人が、橋から身を投げて自殺をするが、研究家の医者が、その まだ新しい死体を発見し、ご婦人の脳とお腹の中の生きてる胎児の脳を入れ換えて、生き返らせる。
フランケンシュタインみたいな怪物映画?と思いきや。
見た目は美しいご婦人。脳は赤ちゃんの、名はベラ。
なので、初めは歩くことすらままならず、食べることも食い散らかす。
喋れるようになると、憎まれ口をたたき、セックスを覚えると、のめり込んでしまう。
そう。見た目は変わらずとも、赤ちゃんから成人へと変化する一生を表している。
売春婦でセックスシーンが話題になるが、人生大きな過ちを犯しても、やり直す事が出来る。と言う事だろう。
しかし、それらは、死んだ人間を甦らせた、人生であって、あってはならない。
が、その人生は、自分で考え、自分で生きた人生。
最後は人を愛する事を学び、医者になるぐらいの知性も得た。
しかし、生前は貴族の妻であったが、全く自由のない閉ざされた人生だった。
生きるとは何か?幸せとは?
エマ・ストーンのヌードばかり話題になるが、重た~い!ヘビーな映画だった。
そして、画面がとても抽象的で、感性や芸術性のレベルの高さも凄い。
脳が追い付かなくなるぐらい、深く理解の難しい、凄い映画に出会った
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