「【現代にも通じる深淵テーマ】」哀れなるものたち Chang Kohさんの映画レビュー(感想・評価)
【現代にも通じる深淵テーマ】
奇才ランティモス監督にこの原作ときたら鑑賞前から相当な癖凄作品だと予想はしていたが予想通りの癖凄。
ランティモス監督作品は『聖なる鹿殺し』以来の鑑賞。氏が醸し出す寓話性、19世紀ヴィクトリア時代の建築様式、奇抜なコスチューム&色彩、独特のカメラワークとモノクロを意図的に多用した、他にない世界観を創作。
エマ・ストーンの身体を張ったSEX &マスターベーションシーンに、屍体解剖シーンに、エログロ演出は好みの作風じゃない(良し悪し云々抜きに作品評価よりその印象が際立って残り過ぎる⁉︎)が、封建社会における個人或いは女性の自立の象徴的且つ比喩表現としての描写は案外深淵で終始一貫した普遍的なテーマ性を感じる。
エンディングは少々グロい⁉︎が痛快、メェーー🐐🐐
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