「サイキックウォーズ」ドミノ レントさんの映画レビュー(感想・評価)
サイキックウォーズ
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こういうどんでん返し映画は観客は端っから脳みそフル回転で見るから、観客の予想の十歩どころか百歩上を行ってほしいところ。しかしまあ、五歩上といったところか。
ヒプノティックなる言葉が劇中出る前から、散々テレビスポットで煽りまくっていたもんだから、この主人公の今存在する現実も噓なんだろうと誰もが予想する。案の定、後半でそのからくりが明かされる。そしてそこからの二段落ちに観客は否応なく期待する。さあ、驚かせてくれよと。
だけどその落ちは驚くほどのものではない。まあ、そうだろうねくらいのオチ。どうせなら全ての設定覆すくらいのオチが欲しかった。
例えば最初から機関の構築世界で主人公が右往左往してるのもすべては強大な力を持つ娘が作ったものだったとか。全然かまってくれない両親に対して娘が作り上げたもので、みんな彼女の操り人形でしかなかったみたいな。
なんか、結局ラストはかなりこじんまりとしてしまった。エンドロール後のどんでん返しは続編を示唆してるのかな。続編なんてさらに何でもありのサイキックウォーズになりそうだけど。
まあ、鑑賞中は楽しめるけど、見終わったら何も残らないかな。
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