「何でもあり?」ドミノ 映画.ffffさんの映画レビュー(感想・評価)
何でもあり?
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「謎解き」や「どんでん返し」系の作品においての禁じ手の一つに「夢オチ」というのがあります。今さら説明する必要もないとは思いますが、実はこのお話はすべて夢でしたというオチのことです。当然、夢の中のお話ですから、論理的な種明かしの必要がないため、筋書きは何でもありとなります。
本作はこれに近いものがあり、これだけ催眠術で相手を自在に操れてしまうと何でもありと同じで、序盤は興味深く観れましたが、途中からは何が起きても驚けなくなってしまいました。せめて、催眠術にもここまでは出来るけど、これ以上は無理というような線引きというかルールが欲しかったです。
また、最後の最後に撃たれたはずのデルレーンが起き上がりますが、あれも驚けないばかりか、あれはドミノ(ミニー)とデルレーンのどちらの能力か上だったにしても辻褄が合っていないと思います。ドミノの方が強ければデルレーンは撃たれているでしょうし、デルレーンの方が強ければ撃たれたふりをする必要はないと思いますので、あれは観客を驚かすためなのでしようが、やり過ぎだと思います。(私の考察が間違っていたらごめんなさい)
追記>
夢オチは禁じ手と書きましたが、その中にも面白い作品は沢山あります。夢オチが絶対駄目という意味ではありませんので誤解のないようお願いします。
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