「予告を作った人が上手い。ツッコミどころはあるが急展開が面白かった」ドミノ Oliverさんの映画レビュー(感想・評価)
予告を作った人が上手い。ツッコミどころはあるが急展開が面白かった
予告を観てた感じだとあの猟奇的な雰囲気のサイコパス的なお爺さん(オーラが実にいい)がメインの能力者系物語だと思ってたから、主人公に裏があった時の急展開は予想外でなかなか面白いものがあった。
パニック症候群の人や酔いやすい人は途中の画面がぐわんぐわんする映像に頭おかしくなるかもしれないから要注意。
あと大きくなった後の少女を演じた小役の表情が非常にいい。あのいかにも能力者ですって感じの目の演技ができるのは上手いと思った。
だがしかし、
まるで旧約聖書のような野蛮な思想(日本人には受け入れ難い)の話にツッコミを入れたくなる映画ではあった。
そもそも能力者の中でも超ハイレベルな力が使えるという少女ならば、
わざわざ人を殺さなくてもマインドコントロールで平和的に解決してどうとでも操れるだろ。
なぜ「よし、みんな殺そう!」という決断に至る?まるで旧約聖書の神のように気に食わなかったらみんな殺すというな残酷な思想である。
脳を自在にハッキングできるなら機関の奴らを自分を今後一切利用しないようにさせて、帰り道スタバかなんかに寄らせてぽけーと家に帰して普通に生活送らせることくらいお茶の子さいさいだろう。
一度かかったら簡単に術が解けないんだからそういう暗示がずっとかかるんだから自分を守ることも容易だろうに。
そんなことを言ってはただのギャグ映画になってしまうからツッコミはしてはいかんとは思うが。
それにしてもグッドウィルハンティングの人がいつの間にかこんなイケおじになってたとはなぁ。
あと、エンドロール始まったらそっこー帰る人、損してるよなぁ。
今回のように続きが流れる映画もあるのに。