あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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日本人なら知っておくべき戦争の記憶
シナリオは非常に読みやすく、ある意味王道だと思うが、自然と涙が出てくる映画。
福山さんの歌詞が映画を後押しする。
戦争を実体験で話をしてくれる方たちもかなり減ってきてしまったからこそ映画で伝えるのは非常に大事。
特攻隊なんて正直理解できないが、彼らの活躍なしに今の日本はなかったと思う。
この映画を見たら、必ず今以上に人を大事にするでしょう。
水上さん、いい俳優ですね。
戦争の悲惨さ
ところところ展開に気になる点はあったけど、戦争の悲惨さ、決してあってはならないことを改めて思わさせられる
この事実はこの先も後世に伝えたい
今、安全な食事が摂れて、寝る場所があり、好きなことが出来るありがたみを忘れてはいけない
あの花が咲く丘で君とまた出会えたら
特攻隊の話かなと思い、足を運びましたがラブストーリーでした。涙もろい年代になりましたが、見終わっても何か良かったと思えず、何でかなと。そうだ百合さんの言葉が少なく強烈な印象印象を残していないんだと。誰かが他の俳優さんでも良かったのではとの意見もありましたが、少し可哀想な気持もします。頑張って演技されたのだから暖かい目で観てあげて下さい。
予告を観たときには所謂女子中高生向けのスイーツ映画かと思っていた。...
予告を観たときには所謂女子中高生向けのスイーツ映画かと思っていた。スイーツ映画は普段あまり観に行かないが、別の観たい映画のチケットが取れず、この映画を鑑賞。予告の印象とは違い、大人の自分でもかなり映画を楽しめた。「実際にはこう上手くはいかないだろう……」と思うところや主人公の振る舞いにモヤモヤしてしまうことはあった。しかし、20歳前後の青年が特攻で死んでいったという現実が存在したと思うと、映画を通して戦争の悲惨さを改めて感じた。
色々な世代、特に主人公と同世代に観てほしいです
ゴジラ-1.0のレビューでも書きましたがもう何年も前に他界した昭和一桁の母から生々しい戦争体験の話をよく聞かされました。
当時の日本人たちは報道のせいもあり「お国のため」「戦地の兵隊さんのため」と刷り込まれ日本が負けるなんて微塵も思わなかったらしいです。
母は竹槍はやらなかったらしいですが軍需工場では学業そっちのけで紙をペタペタ貼り合わせて『風船爆弾』なるものを作らされていたそうで「今思えばあんな紙風船でアメリカに勝てるわけないよね。当時は思いもしなかったけど」としみじみ語ってました。
家庭内ではわからないけど赤紙(招集令状)が来ると世間的にはおめでとうって言わざるを得なかったのは本当らしいです。日本にそんな時代があったこと、まるで信じられませんが。
タイムリープものの定番展開ではありますが百合ちゃん(福原遥さん)の順応性の高さと彼女の今時のセーラー服にも驚かない戦時中の皆さんにも驚きです。
岡田健史改め水上恒司さん、『中学聖日記』のあの少年が凛々しくなられてお父さんは嬉しいです。伊藤健太郎さんも色々ありましたが今回も大事な役どころを見事に演じられてました。やはりいい役者さんですよね。
半日で急に物分かりのよい娘になって僕なら嬉しい反面、何かねだられるんじゃないかと警戒してしまうところ、百合のお母さん(中嶋朋子さん)は偉いなぁって思いました。(北の国、蛍ちゃんもなんと50代らしいですよ。)
いつもガラ空き名古屋の朝一上映回にもかかわらず女子中高生で半分くらいの席が埋まっている状態。予告編の時はしゃべり声がうるさかったのに映画が始まるとシーンとした中、鼻をすする音が結構あちらこちらから聞こえてきてました。
主人公の百合と同様、戦争のことはピンとこない世代もこうした作品に触れて、また今の世界の情勢と照らし合わせ、友達間でも色々と意見を交わして欲しいものです。ティーン向けのラブストーリーかと思いきや、なかなか考えさせられるよい映画でした。
シンプルだが泣ける
泣きました。
話はとてもシンプルです。
なぜタイムスリップしたかとか時代背景的にこれがおかしいとか展開が予想通りすぎるとかそういうのが気になる人には向いてないかもしれません。確かにツッコミどころはあります。
個人的に一番よかったのは主人公の百合。百合は現代の若者なので「死ににいくのになんでおめでとうなんだよ」とか「この戦争意味あんの?」とか当時誰も口にできなかったことを平気で言ったりします。その純粋で正直な言葉にはグッとくるものがありました。
若者が戦争について考えるきっかけになるいい映画だと思います。
期待しすぎ?
ネットの評判が良かったのと友人がすごく泣けるとオススメしてきたので鑑賞。
しかしながらあちこち引っ掛かるとこが多すぎて全く感情移入できず。残念ながら私には響きませんでした。
あーあ、私の心は汚れてしまったのか?と悲しくなりました。
泣かせるための展開
特攻隊と恋愛を絡めれば、涙を唆るストーリーになるのは必至のこと。けれども、俳優陣も現地の光景も全て「綺麗」過ぎていて、ピンと来なかったし、主演の福原さんがイマイチ。演技力が乏しい。
千代ちゃん役の俳優さんの方が上手かったような気がする。
涙が止めどなく溢れた
この作品を見て、かけがいのない時間がどんなに大切なものかを実感した。
百合を見つめる彰の目からは、現実を見て、百合と百合の住む日本を守らんという覚悟を感じ、同じ男子として本気で憧れを抱いた。
特攻が正しかったかどうか、それはわからないこととはいえ、国を守るために本気になることは今のグローバル社会でもできるはず。
国とは言わないまでも、家庭を守るために、恋人を守るために、だけでもいい。その覚悟を自分自身が持ちたいと思った。
そして、別れのシーンは涙が止まらなかった。
うーん
娘が観たいと言うので行ったけども…
感情移入する場所が無く2時間が苦痛だった。
評判が高いのでハードルを上げ過ぎたのかもしれない。
石丸と千代ちゃんにフォーカスしたら良いかもと感じた。
今の若い子達には入りやすい特攻隊に関する題材の作品ではないかな?
タイムスリップ「前」と「後」での劇的な変化。
特攻隊員との悲しい恋物語は普通にありそうである。この映画は、現代の少女が戦時中にタイムスリップして特攻隊員と恋に落ちる物語である。現代の若者が直接戦争体験をしたらどうなるのかが描かれていて、今までにない新鮮さを感じた。なるほど現代から見たら、戦争は不条理の塊である。戦争のためにはすべてを犠牲にしなければならないという風潮に誰も逆らえない。罪もない人々が命をなくし家をなくし、日常生活が破壊される。若者は、お国の為という名目で自ら命を捨てる。そんな過酷な現実を、主人公の百合がどう受け止めるのかがこの作品のテーマでもある。
百合と彰の純愛物語であるが、美しい物語を成立させるためには彰の気持ちに嘘がないことが大きなポイントになる。現代から見れば、「特攻」は嘘の塊である。人間を意志を持った爆弾位にしか考えず、若者の純粋に国や家族を思う気持ちを利用して、無謀な作戦を続けた。しかし、彰の国や家族を思う気持ちには嘘がなかった。命を犠牲にしても、自分が守らなければならないという強い決意に揺らぎはない。百合も戦争の理不尽さが分かっていてもそんな彰の真っすぐな気持ちに惹かれるのだろう。彰の出撃を見送る百合の気持ちはいかばかりかと想像するだけで心が痛む。
百合が現代に運よく戻ってきてからが物語のクライマックスである。百合は戦時中にタイムスリップする前と後で大きく気持ちに変化が起きていることを知る。そして夢ではなかったかと思っていた彰との出来事が思いがけず事実であったことを知った時の衝撃もよく伝わってきた。
不平不満だらけだった少女が、不思議な体験を通して生まれ変わる様子を、福原遥が素直に演じていた。爽やかな印象が残る映画でした。
精神論が暴走することの恐ろしさ
「映像の世紀」などのドキュメンタリーなどを見ているせいか、鑑賞中にいろいろと考え込んだこともあり、思わず泣いてしまいました。
タイムスリップものでそもそもが非現実的と言えば身も蓋もありません。また、女子高生である主人公が浮いた格好をしていればスパイ容疑をかけられ、しかも現在の価値観で自己主張すれば、周囲からは非国民扱いされ、たちまち逮捕投獄されることは必至です。
その辺はかつてNHKで放送されていた「タイムスクープハンター」みたいな、「当時の人々に馴染む」ご都合設定があると思い、目をつぶることにします。
この映画は、特に主人公と同年代の人に対して、教科書や手記などからは得られないもの、「もし自分が思わず戦争時代の日本に行ってしまったら」ということを疑似体験させる効果はあったと思いました。
敵側の防衛網を破壊して補給を絶つことをせずに「恒常的に特攻する」という戦い方は戦略理論的に破綻しており、精神論頼みの最悪手です。
しかしながら、どうしてこのような事態に陥ってしまったか?それは主人公が孤児の少年に「もうすぐ戦争は終わる。日本は負ける」と話していた時に巡査に「何を言うか!非国民め!」と激しく折檻されるシーンに集約されているかもしれません。
その後で特攻隊員の兵士が主人公に「巡査は悪くない。悪いのはあのようにしてしまった世の中だ」と語りかけますが、まさに治安維持法などにより言論や表現の自由が奪われ、論理的、合理的、戦略的な思考が否定されて精神論と同調圧力が支配してしまった結果とも言えます。
ただ、そのような悲惨な世界でも敵からの攻撃を受けている状況では、反撃しないわけにはいきません。文字通り「一矢報いる」しかなく、実効性はほとんどないにも関わらず、それでも「祖国や人々を守らなければならない。負けたら国土も人々も蹂躙される地獄が待っているのだから」と吹っ切れた覚悟で飛び立ったのでしょう。
実際、主に戦っていた相手がスターリン体制下のソ連だったら、「負けたら国土も人々も蹂躙される地獄が待っていた」わけであり、想像するだに恐ろしいです。
敗戦間もなくして東西冷戦が始まったことで日本が米国にとって重要なパートナーになったから、結果として日本は大して蹂躙されず、むしろ大いに発展できたに過ぎないと言えます。要は現代の日本は単なる幸運の結果だったに過ぎないのです。
特攻隊員との悲恋を描いた若い女性向けのいわゆるスィーツ作品です
若い女性向けのスィーツ作品ですが、対象外の属性の自分でもなんとか見れました。
若くして死にゆく特攻隊員を描いているからでしょうか。
話としては予定調和。話の途中で最後の主人公の決意まで読み切ることができます。
また、物語の設定は甘々で違和感だらけです(タイムリープの説明皆無とか恋に落ちる馴れ初めが無いとか)
ただ、劇場のお客さんは若い女性が大半でした。
悲惨な時代を経て今の平和な時代があると知ってもらえるだけでも、この作品の価値はあるのだろうと思います。
涙を誘う戦争映画
福原遥主演の戦争映画。純粋性が求められる百合役を今時演じられる今時演じられる演技派若手女優は、やはり福原遥しかいないんじゃないでしょうか。相手役の水上恒司も良いし、ラストの場面は感動的でした。
ただ、タイムスリップ展開はありがちとはいえ、必要性はあったのかなぁ。スマホも冷房も無い時代、そして戦時にあっという間に溶け込んでしまう百合には違和感しか感じなかった。
伊藤健太郎は久し振りに見ましたね。報道が事実なら人間性はクソだと思っているが、悔しいが演技は上手いんですよねぇ。出口夏希はビジュが強い!演技も悪目立ちせず良い感じだし、今後の活躍が楽しみです。
劇場で見た若者の涙
これまでたくさんの映画で描かれてきた特攻隊。「永遠の0」「俺は君のためにこそ死ににいく」「僕たちの戦争」などを観て、知覧、茨城の施設も訪れました。今作はおよそ10年ぶりに制作された特攻の映画です。
都合のいいタイムリープものは苦手なのですが、よくできた純愛ストーリーや、心に残る台詞に泣きっぱなしでした。70万部まで部数を伸ばした原作も納得。
突然戦争の時代にタイムスリップした女子高生が、間違った戦争の美意識の中で、愛する人を救おうと奮闘する。日本が敗戦し、アメリカの支配下で発展した日本を知っている女子高生と、国に洗脳された、若き特攻隊員とのすれ違いが悲しい。
福原遥さん水上恒司さんら若手俳優の熱演が素晴らしい。見事に復活した伊藤健太郎さんの存在感も良かった。
わずか数十年前に日本で起きていたことだけど、未だ世界では悲惨な戦争が絶えない。多くの人の平穏な毎日や愛した人が無惨にも散り、哀しみにくれている。遠い国の話だと思われがちな戦争の理不尽さを、劇場でたくさんの若者が涙していたのは、とても意義のあることだと思いました😊
この映画の存在意義
予告やキャスティングから若い子向けのラブストーリーかなと思いスルーする予定でしたが、評判がけっこう良いので鑑賞してみました。
やはり冬休み期間中ということもあり、ほぼ満席の館内は中高生だらけで、おじさんひとりの鑑賞はやや居心地悪し。
ストーリーはやはり若い子向けの感じはしましたが、だからこそこの映画はとても意味があるように思いました。多くの若い子たちか、平和がいかに大切なことなのかを感じることができたのではないかと思います。
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