「メインキャラの百合と佐久間彰以外の人物の設定がチープすぎ。」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 めゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
メインキャラの百合と佐久間彰以外の人物の設定がチープすぎ。
戦争の悲惨な話なのに、メインキャラの百合と佐久間彰以外の人物の設定がチープすぎて全く共感できなかった。ストーリーも先が読めるから早送りした。アマゾンプライムで十分でした。
とりあえず伝聞をそのまま薄く浅くなぞっただけの話。松坂慶子さん役作りでふっくらされたのかな??誰かわからなかった。千代ちゃん役の子の演技が一番好き。
この映画は、役者の演技より監督と脚本などの舞台作りしてる裏方の人の能力に問題がある感じでした。
ご飯も、食料が不足時に得たアジの天ぷら団子とかももっと美味しそうに湯気を立ててあげるとか、そういう細かいこだわりがない。なんか謎の饅頭みたいだもん。
そして、特攻隊はただのおちゃらけ隊みたいになって可哀想。悲惨な死に方をしてるのにそれぞれの悩みとか本当の顔とか友情とかもっと細かい描写が欲しかった。たとえば千代ちゃんが手作りの人形をプレゼントしたのを兵隊は一緒に持って凸し、焦げて半分くらいになって遺品として展示されてるとか、そんな切なさを表現して欲しかった。
それを現代に帰ってきた百合がラストシーンの戦争展示館で見つけるとか。脱走した少年兵はすでに年をとって亡くなってた設定だったけど生きてて、たまたま戦争の展示会にいて、百合を見かけて”どこかで会ったことがあるね、、と言うとか、その少年が佐久間の遺品を持ってて本の間にあの時の百合畑の百合の花を押し花にしてたものを百合に渡すとか。そう言う細かい描写がなくて感動がないなあ。。
”はだしのゲン”という漫画を見て育ってるから、この映画をみてなんだこりゃっ〜〜て感じ。おまけに松竹の映画なんだ、、と思うとがっかり。です。見た後にずっとストレスになった。これでヒットしたってなったら何か細工があるでしょうー平和ボケしてる日本の国力の低下ですわ〜でもまあ小学生むけの映画だとしたら、こんなものなのかな〜〜。

 
   
  
  
 