「今作におけるSFと戦争と恋愛について」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
今作におけるSFと戦争と恋愛について
原作未読。
今作は、軽くて浅くて物足りないと言うことも出来るエンターテインメントであるが、好きな要素(SFと戦争と恋愛)が有り、主人公が可愛いので嫌いになれない映画である。
SFについて…
過去へタイムスリップするタイミングや理由、現代に戻って来るタイミングや理由は謎のまま。1945年に確かに百合という人物が存在したという証拠があるのが嬉しい。
戦争について…
大日本帝国による大東亜戦争は闇が深い。
現在は暴力による支配は容易ではないし、情報を鵜呑みにする時代でもない。自由や命より名誉や誇りが大事な時代であったことは確かだと思う。終戦間近の特攻隊員は14歳くらいの青年もいたらしいので、全体的に登場人物の年齢を下げ、主人公も14歳くらいのほうが良かった。
恋愛…
主人公たちは当時なら結婚しても良い年齢だが、そのような話にはならない。プラトニックな関係だけでなく、せめて口吸いだけでも良いので、もっと相手の体を欲するような展開になれば、名作の仲間入り出来たかもしれない。都合よく百合のピンチの時にアキラが駆けつけるのは、色々解釈出来る楽しさもある。
欲を言えば当時の便所も見たかった。
存在の意義を考えると、やはり、あり得ないタイムリープでも、『何故自分はここにいるのだ?』から話は始まると思います。だから、何もできずに愛する者を死なせてしまった悔いは彼女のトラウマになると僕は思いました。それが残念です。
こんにちは♪共感ありがとうございます😊
原作未読ですが、原作では百合は中学生らしいです。Donchanさんの思惑にピタッと。
口吸いって⁉️病気で寝たまま飲める入れ物ですか。ちょっと本レビュー不真面目なところが。