「泣けなかった」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 よっしーなさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けなかった
クリスマスイブに観る映画として、悲しい気分に落ち入る映画は観たくなかったので、レビューは普段鑑賞前には読まないけれど、ネタバレ以外は少し読んでみた。結果、どうも感動できるし、後味も悪くないみたいなので鑑賞。しかしその予想外だった。まず、隣に座っていた女性が、まだ序盤のタイムスリップする前から大げさに泣き始めて白けた。会場内あちこちで啜り泣きが聞こえて、映画の世界に入り込めず、蚊帳の外から眺めた状態で全く悲しくも感動も感じられなかった。彰にもう少し、無念、悲しみ、後悔、などの表情がみたかった。終始気上に立ち振る舞う姿は、その頃の思想で仕方がないと思うけれど、本人達が言っている通り、みんな強制じゃなくて志願して特攻に入ったという事実なんだと思った。そんなに行きたければ行ってらっしゃいって感じで、それが残念。唯一戦争より恋人との愛を選択した特攻兵が素晴らしいと思ったし、彼のその後の人生に感動した。途中つまらないと感じたけど、百合の演技が素晴らしかったので観ていられた。やっぱりクリスマスイブに観る映画じゃなかった。
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