「良作」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 柴犬サンタさんの映画レビュー(感想・評価)
良作
若い世代に戦争や特攻隊について、現在と戦時中の空気の違い、戦争の不条理を知らせる良作。原作者、映画製作者の意図通りでは。
ただ、相変わらず特攻隊映画は戦闘機「0戦」「隼」。今回も「隼」。実際は半分は旧型戦闘機、爆撃機、練習機まで根こそぎ動員。やはり、これでは絵にならないからですか。
第二次世界大戦日本軍人、軍属230万人戦死。そのうち航空機特攻4000人、水中、水上特攻合計1万4000人が戦死してます。ただ若い人に知ってほしいのは戦死者の6割強は餓死であることです。多数の将兵は戦って死んだのではないのです。無謀な軍部の戦線拡大により南方の島々では補給が途絶え、食料、薬もなく飢えと病気にさいなまれ痩せ衰え、最後は同僚の肉さえ食べ死んで行ったのです。
戦争は嫌だ、平和、平和と言っても平和は来ません。先の大戦も軍部の暴走があったとしても、メディアが煽り、それを喜んだ国民がいたことは 間違いありません。だからこそ、私たちがしっかりしなくてはなりません。今、この国は自由です。この様な投稿もできるのです。恵まれてますね。世界で民主主義の国は3割、残りは独裁、強権国家です。情報統制、言いたいことは、言えません、言ったとしても、すぐ削除。選挙とは名ばかり、反対派の立候補認めません。しかし、私たちはできます、おかしいと思ったことを変えることを。
それは選挙です。行きましょう選挙。かならず変わります。
最後に作品に影響ありませんが知覧特攻平和会館としての撮影場所は茨城阿見町予科練平和記念館ですね。
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