「良くなっていると思う」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 こい猫さんの映画レビュー(感想・評価)
良くなっていると思う
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原作とは少し設定が異なる。
百合は中学生→高校生になり進路を決める時期
家庭環境はシンママ→父は人を助けた際に亡くなっている。
この変更で爽やかな終わり方になっている。
映画の冒頭、百合は亡き父を恨むような発言があったが、彰が自分の未来の為に命を捧げた事を知り、彰の夢であった教育者を志すと同時に、父が未来の命を繋いだ事に気付く。
百合の軽率な発言に加え、飛行機や軍服の描写などもリアルさに欠け、戦争物としては中途半端だが、この未来に繋げるというメッセージ性を持たせた事は良かったように思う。
最後に彰にすがる百合のシーンや、人形と共に出撃するシーンなんかはグッと来るものがあったので、泣けるシーンは幾つかある。
細かいところでは福原さんは左利きの為、戦時下に左利き?っていう違和感。
彼女は右利きの演技も出来たろうにと思う。
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