「感動するだろうという予告編からの期待を上回る感動」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 Reo13さんの映画レビュー(感想・評価)
感動するだろうという予告編からの期待を上回る感動
何回も見ると細かい部分で気付きもあるかもしれませんがそんなにトリッキーな伏線もなくてかなりオーソドックスな流れでストーリーが展開していき先が読めて、いい意味での裏切りもないのですが、それがいい!
続編を作れる内容のお話しではないので短い時間で完結させるため主人公の母親との接し方とかの大きめのふりと最後に百合宛の手紙が出てくるところなど強引な展開もありはしますがとにかく感動して涙するというより泣きました。
泣きの度合いとすると鬼滅の刃(内容は違います)ぐらいでした。
共感ありがとうございます
主人公を戦時下にタイムスリップさせることで、当時を現代の若者の視点で捉えているところが本作のストロングポイントだと思います。
特攻、戦争の意味、など、当時の人々が心の奥に秘めていた本音を主人公は素直にコメントします。周囲は唖然としますが、主人公のコメントは周囲の人の本音だったので、周囲の人は困惑します。特に、特攻隊員達は、苦悩、葛藤することになります。
言いたいことが言えない戦時下の恐ろしさが浮き彫りになっていました。そんな過去を二度と繰り返してはいけないと強く実感できました。
本作に登場する百合の丘って実在するのでしょうか?
実在するなら、是非、行ってみたいです。
では、また共感作で
ー以上ー
続編について、
あくまでも私見ですが。
1年後、百合が鹿児島まで彰の墓参に行く。
そのあと、百合の丘へ行く。
時は終戦間際、敵艦へ激突寸前の彰。
「百合ぃ~っ!!」と叫びながらまさに自爆寸前の彰の目から零れ落ちた一筋の涙が手元の百合の花弁に落ちる。
すると、彰は明るい光に包まれ、意識をなくす。
時は現在。
百合の丘に突然、稲妻が走り、落雷がある。
何かに引かれるように落雷があった場所へ行く百合。
そこには、百合の花束を手に持った彰が倒れている。
彰の、百合への強い思いが時空を歪ませ、彰は、現在の百合のもとへタイムリープしたのだ。
そのあと二人は教師になり、二度と戦争のない平和な社会を築くために子供たちを導いていく。
なんていう続編があれば、素敵だと思いませんか。
当然、生き残った登場人物のオマージュも挿入しながらね。
でも。賛否両論あって、怒る人は怒るだろうな。
そもそも原作者があるお話なので、外野が勝手に茶々を入れたらいけませんね。(笑)
ま、あくまでも空想のお遊びとして聞き流して下さい。(笑)