「雑なSFに伏線つぶし、薄い奇跡。」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
雑なSFに伏線つぶし、薄い奇跡。
2023年劇場鑑賞297本目。
福山雅治の曲に合わせた予告でもう泣きそうになっていたのですが、もうそれだけで良かったのかもしれない。
子供を助けて亡くなった父親のせいで生活に苦労していると恨んでいる女子高生がなんとなく終戦間近の特攻兵と出会って恋に落ちる話。
現代人からしたら特攻に関して本当意味のないくだらない死に方だと思うし、ましてやもうちょっと待ったら終戦になるのが分かっていて好きな男が特攻に行くのをもうちょっと一生懸命止めろよと思ったし、終戦のゼロよりもっと特攻に納得行く理由が提示されていないし、父親の行動の理解には繋げないし(内面ではあったのかもしれませんが)、何よりこんなファンタジーが起きてる割に奇跡みたいなのうっすいし、福原遥かわいいだけでなんとか持ってる映画でした。福山雅治の歌の歌詞がエンドロールできちんと表示されて、この映画の内容そのままだったのですが、「やっぱり特攻は戦力無駄に消耗させるだけの愚行だよなぁ」のマインドでみても今ひとつ心に響かずでした。
生き残ってゴジラと戦う方が意味あるよ、やっぱり。
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