「誰かの幸せの為に命がけで生きるのだ。」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
誰かの幸せの為に命がけで生きるのだ。
予告編から時代を超えた恋愛ストーリーかと思っていたら、ラブラブシーンはそれほどなかった。メインテーマは時代によって常識や価値観が変わるって事かな。
福原遥演じるJK百合は学校や母に不満だらけだった。ある日腹が立って家を出て防空壕跡地で寝る。最初はなんだココ?って分からなかったけど、後半になって、そうゆう事かって思い浮かんだ。で、目が覚めると昭和20年。なんで?もしかして雷に撃たれて死んで過去に生まれ変わったのか?それとも夢オチ?モヤってしてると水上恒司演じる佐久間に出会う。初対面でメシご馳走するなんて下心あるんじゃねって思ったけど、ほんと優しい兵隊さんだわ。行き場のない百合はその飯屋で住み込みで働く事にする。松坂慶子演じる女将のツルさん、とてもいい感じです。そして店にやってくる常連の佐久間の仲間たち、特攻隊のハラペコペコ隊。みんないい奴だった。久しぶりの伊藤健太郎君坊主頭だった。みんな歌が下手なのが笑えた。戦争で人が死ぬのが嫌な百合と国民の為に命を捧げようとしている兵隊達、どちらの考えも間違っていないのが面白かった。
ラストは突然?うそ!夢じゃなかったのか?じゃ過去にいた百合は消えたのか?もしかしてこれは過去の自分の体験で、現代に生まれ変わった百合に記憶が戻ったのかな?
最初から最後までかなり泣けました。シアター、泣き声でうるさいくらいだった。
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