劇場公開日 2023年12月8日

「いかに幸せな時代に、幸せな国で暮らしているかに気づかせてくれる」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5いかに幸せな時代に、幸せな国で暮らしているかに気づかせてくれる

2023年12月8日
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鑑賞方法:映画館

私たちが今、いかに幸せな時代に、幸せな国で暮らせているか。
散華された二百数十万の英霊と、憎しみの連鎖を断ち切り耐え難きを耐えて生き抜いてきた先人の苦労に感謝を忘れてはならない。

どんな形であれ、若い人たちに戦争のことを考えてもらう機会を与えるということは大切だ。

主人公百合がタイムスリップ(夢?)して経験した終戦間際の暮らし、愛する人の死。そこから得た、生きることの大切さ。
過酷な体験をせずとも2時間の映画で気づかせてくれる。ひとりでも多くの人がこの映画を観て、生命を大切に、人に優しく、すべてを大切にできるようになれますように。

予告編からのイメージとは違って、演出も、映像も、音楽も、演者も、品が良く、美しい作品でした。言い換えると、少しおとなしい。
もっと泣かせにくる、もっと声高に反戦を叫ぶような内容だと思ってました。

あの花の咲く丘は、まるで天国か浄土のように美しかった。哀しい。

追記
他の作品を観に行ったら、高校生のカップルや若い人がたくさんこの作品を観に来ていた。若い人が関心を持てるような作品作りをすることはとても良い事だと思った。
戦争体験者が観て納得がいくような良質な作品でも、その年代の方たちしか観に来てないのでは残念です。
今は配信で古い作品でも観ることが可能だから、この作品を観た若い人たちが戦争やあの時代に関心を持って、過去に作られた名作に触れ、より理解を深める事になれば良いと思います。

大吉
チャロさんのコメント
2024年2月18日

日本が過ちを犯したと思っていましたが、被害者そのものじゃないか。
福原遥も松坂慶子も戦闘員ではない。軍事施設ではない町に飛行機で攻撃するなんて、ルール違反だ。加害者認識を改めなければならないと思いました。

チャロ
kazzさんのコメント
2024年2月4日

やはり、この映画は若い人に向けていることが重要で、私のような年配者の評価の外にある映画ですね。
若い人たちが、日本の過ちを理解するきっかけになってくれればと願います。

kazz
seiyoさんのコメント
2023年12月17日

こんにちは~。
カップルが多かったです。
若者に響いてくれるとよいのですが。

seiyo
Mさんのコメント
2023年12月9日

「肉弾」への支持、ありがとうございました。
私にとっては、唯一無二の作品なので、岡本監督をほめられただけでうれしくなりました。

M
満塁本塁打さんのコメント
2023年12月9日

返信お気遣いありがとうございます😊確かに全ておっしゃるとおりかと・・ただ親の世代も 年齢差がありますので
私の場合今は亡き親がギリギリ兵隊に取られなかった世代【とはいっても 戦後の価値観のどんでん返し のせいなのか
戦争のことについては生前ほぼ完全に沈黙でした】なので 本作は正直 もう一歩でした。良い作品それは相違ないですが。親父、お袋の沈黙 から 子供は子供なりに戦争の恐ろしさ感じました。アメリカ🇺🇸万歳も 決して否定は絶対しなかった。しかしアメリカ🇺🇸を褒める讃えることも一度もありませんでした。
自分語りすみません。勉強になります📚。ありがとうございました😭

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2023年12月9日

若い人たちに戦争のことを考えてもらう機会 まさに共感です。予告編の絶叫で興醒めすぎて 敢えて鑑賞でしたが 少しおとなしい作品でした イイねありがとうございました😊

満塁本塁打