「軍隊より母親が一番の強敵」インスペクション ここで生きる ひとふでさんの映画レビュー(感想・評価)
軍隊より母親が一番の強敵
ゲイのため母親に捨てられた青年が海兵隊になるはなし。
アメリカで海兵隊になるって一人前になる象徴みたいなものなのね。
上官からひどい仕打ちを受けたり、同期からいじめを受けたりするが、基本耐えるのみでやり返したりしない。
実話に着想を得た物語とのことで、そういったリアリティがある一方、スカッとする展開があるわけでもなく、もやもやが残ったまま物語は終わる。
海兵隊のパートと母親とのパートの配分が物語に対してバランスがよくないような…。
結局海兵隊は手段でしかなかったわけだし、母親とのパートを掘り下げられなかったかな?
良作ですが、ちょっと中途半端に感じた。
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