I SCREAM FEVER

解説

アートディレクターの千原徹也が映画初監督を務め、芥川賞作家・川上未映子の小説を原案に描いた映画「アイスクリームフィーバー」のスピンオフとなるショートフィルム。同映画の登場人物である美和と貴子を主軸に、「アイスクリームフィーバー」本編では顔をあわせることのない2人が、実はその前に渋谷の街で出会っていたというアナザーストーリーをつむぐ。

交通事故で母親を失った美和は、気持ちを整理するかのように、母の形見のイヤリングを身に着け、孤独を感じながら渋谷の街をひとりさまよっていた。一方、引っ越しを繰り返し、好きな人も作れない高校生の貴子も、孤独を抱えながら日々を過ごしていた。やがて2人は出会い、幻想と現実の間でダンスをしながら心を通わせていく。

美和役を南琴奈、貴子役を詩羽（水曜日のカンパネラ）が演じるほか、同じく「アイスクリームフィーバー」本編から安達祐実、松本まりか、はっとり（マカロニえんぴつ）も出演。「ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア2023」のオンライン会場でプレミア配信。

2023年製作／11分／日本