湖の女たちのレビュー・感想・評価
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原作を読みたくなりました
面白かった。
さすがの吉田修一氏原作、映像美に反しての内容の重たさよ。
みんな松本まりかちゃんの色香に騙されてはダメよ!立ってるだけでフェロモン撒き散らしてる彼女に性別関係なく、気持ちを持っていかれると思うけども。
彼女もちょっと憑依型というか、すごく役にハマってしまう女優さんなのかなと思うけど、これは男子は翻弄されるよなあ、うまいなあと思って観ていた。
そして福士蒼汰くんのオラつきにも。
(なんかオラつき慣れてなさそうな感じが可愛かった)
そもそも彼は笑い顔というか、真顔でも目が涼しげに微笑んでいるタイプだと思うので、確かにこういう感じのお顔立ちで、実は突然キレるキャラとかだと周りは普段とのギャップもあって怖さが倍増なのはわかる気がする。
浅野忠信もよかった。
伊佐美は色々あってのあのキャラだったのを映画みてたらわかるけど、ああなるまでにどれだけの失望を繰り返したのかなとちょっと気の毒になった。
想像以上の悪が隠れてるよ。
実際の事件を滲ませて作品を作る?というかみんなが知ってる事実を織り交ぜた方が話の内容に真実味が増すというか、想像しやすくなるというか。
なんかそんな作品が吉田作品には多いかなと思いました。
原作読みたくなったわ。
場面展開と、 福士蒼汰の役どころが、 ところどころよく分からなかっ...
場面展開と、
福士蒼汰の役どころが、
ところどころよく分からなかった
でも全体通して悪くない
浅野忠信が、
桑田佳祐に見えて仕方がなかったのは、
私だけですか?
だれか教えてほしい
だれか教えて!一体なんの映画だったんだろう?観終わったからずっとモヤモヤが止まらない。
殺人事件から始まって、介護職の環境問題?刑事の威嚇、違法捜査?薬害?731部隊に政治的圧力、挫かれた正義感、子どもから見たら老害?
主人公、2人の絡みのシーンだけが、別の世界のように感じるし。間違ってもあそこに、愛だとか恋愛感情のようなものは存在しないだろうし。
テーマになりうるものがたくさんありすぎて、なにが「きれいなもの」なのかさえわからなかった。
書いていて思ったが、そのなにがなんだかわからない、そのことこそが現代社会なのかもしれないなぁ。
不快エンタメ
って昔から有るんでしょうね、誰が観るんだ? 胸糞映画って奴。今作もパワハラ、クチャラーまで出て正直苦痛。だが段々社会派ぽくなって来て、幼い悪意とかも絡んでどう終わるのか? と期待が生まれたんですが・・上手く畳めませんでしたね。シャコンヌ?ですかね、邦画で良くやる悲愴なバイオリンにも辟易しました。
射たれた! でかい水音♥とかもう笑いが浮かびました。
この作品を1回目見た時は内容が衝撃すぎて私の頭の中で上手く整理出来...
この作品を1回目見た時は内容が衝撃すぎて私の頭の中で上手く整理出来なかった。何故か不完全燃焼気味だったので2回目を見に行った。全く違う生き物を見たような衝動、いや違う!心の静けさである。人間の欲望や子供達の歪んだ思想、どんなに生活を犠牲にして真実にたどり着いたとしても権力の一声でなかった事に出来る闇。でも湖はいつもそこにあって静かなんです。この辛い出来事は全て湖の記憶であり私達はそれを見せられている、そんな錯覚に陥る作品でした。ラストシーンの湖はただただ静かで泣けました。私の頭の中で合点がいきました。またイケメン俳優代表の様な福士蒼汰さんの麗しさを封印した演技力!痺れました。
ポンポさんみたいなプロデューサーはいないのか。
刑事と被疑者のいびつな愛。
看護師と介護士の問題。
圧力によって潰された薬害事件。
冤罪をうんでしまうような警察の取り調べ。
もう一度掘り返そうとする記者。(無理やろ)
満州での生体実験。
生産性のない老人は生きている必要がないと思っている若者たち。
等々。
すべてが中途半端。
スマホ使ってるから、防犯カメラのない時代の話でもないし。
いっそのこと、松本まりかと福士蒼汰のパートをなくしてありきたりな社会派ミステリーにすればよかったのに。
あ、この二人が主役か、、。
せっかくの松本まりかの熱演がもったいない。
城定さんに監督してもらったらよかったのに。
巧い俳優さんたちがみんな下手に見える演出や(北香那の関西弁はよかったですね)、後ろから衝突されたのに音だけで衝撃のない事故のシーンや、激しいシーンで激しくなる音楽や、とっ散らかった脚本とか、途中でダメ出ししたり無駄な場面カットしたりしてくれるポンポさんみたいなプロデューサーはいないのかな。
日本映画は、監督と脚本をひとりでしてる方が多いけど、是枝さんみたいに商業的な成功も視野に入れて映画作りしてる人以外は、せめて脚本は共同で書くか他に任せたらいいのに、といつも思ってしまう。
よかったところ、よかったところ、🤔
奥野瑛太また出てたけど、奥野瑛太でなくてもいい役だったし、、。
三田佳子さんの若い頃を演じた穂志もえかきれいだった。
吉田作品はすきでよく読んでいるが、この作品はよくわからない内容だっ...
吉田作品はすきでよく読んでいるが、この作品はよくわからない内容だった。
であるが、映画化されたので観てきた。
原作と同じ、よくわからない内容の映画だった。
もちろん、原作を読んでいるのでわかるのだけれども、読んでない人にはわからない内容の
映画だと思った。
面白くない、重い、暗い映画。
主演二人は頑張って演技したのだろうとは思うけど・・・
福士蒼汰の全裸姿は、興行収益を上げるためのサービスショットか?
実際に起きた冤罪事件がベースだそうですが、ちょっと捻りすぎかも!
吉田修一作品は殆ど読んだことがないのですが、これは琵琶湖湖畔の老人介護施設で起きた冤罪事件を元にした犯罪小説がベースになっています。
ただ、この映画では老人介護施設で働く女性(松本まりか)と偏った操作にのめり込む刑事(福士蒼汰)の歪な性的関係や、真犯人である中学生の女の子を追う雑誌記者(福地桃子)が複雑に絡むストーリーですが、爽やか系俳優の福士蒼汰がイメージと違った演技を見せ、親の七光り女優の福地桃子が一皮剥けた演技を見せています。
松本まりかの艶技は相変わらず生唾ゴクリです!
人間の様々な欲望を得ようとする行為が詰まった感じの作品。 本年度ベスト級。
観られる時間帯の作品が本作のみと言う事で観賞。
雰囲気は良いし色んなドラマのそれぞれは良かった!
だけど纏まりが無かった感じの作品だった印象。
介護施設の殺人事件の犯人を探す福士蒼汰さん演じる刑事の圭介。
その上司の浅野忠信さん演じる伊佐美。
過去に50人以上の犠牲者を出した薬害事件の真相を追う週刊誌記者の福地桃子さん演じる池田。
この2つのストーリーに加え、刑事の圭介と介護施設で働く松本まりかサン演じる佳代のSMチックなHなストーリーが同時進行(笑)
本作は福士蒼汰さん演じる刑事の圭介とその上司の伊佐美が主役って感じだった。
介護施設で犯人を探す圭介と伊佐美。
かなり強引な進め方で怪しい人物を犯人に仕立て上げる感じが胸糞悪い(笑)
それっぽい犯行動機の調書を書き上げ容疑者に無理矢理サインさせようとするシーンが最悪。
この行為は過去の薬害事件が国のある機関の圧力で捜査が出来なくなり迷宮入りしてしまった刑事の伊佐美の無念の想いがそうさせてしまった感じ。
福士蒼汰&松本まりかサンのエロいシーンが凄い(笑)
このシーンが本作でどのような効果をもたらしているのか謎(笑)
本作が表現したかった「慾望」の象徴だと自分的に解釈。
殆どの登場人物が壊れた感じに反して、美しい景色が多く印象に残る。
だけど、自分の思考回路をフル回転させながらも本作を理解する事は出来ず(笑)
人間の様々な欲望を満たす為の行動を描いた作品なのかな?
刑事が犯人を特定しようとする慾望。
記者が迷宮入りした事件の真相を究明しようとする慾望。
男と女の性の慾望。
と自分的な落とし所としました(笑)
松本まりかサンが美しかったけど、それ以上に福士蒼汰さんの演技に圧倒された感じ。
本作で唯一まともな人物は福地桃子さん演じる記者の池田だけだったかもしれません( ´∀`)
☆☆☆★★★ 〝 生産性の無い人間には、果たして生きている価値が有...
☆☆☆★★★
〝 生産性の無い人間には、果たして生きている価値が有るのか? 〟
原作読了済み。
元々、原作も好きで、まりか嬢も好き。
…って事で、1ヶ月半振りに映画館へ行きレイトでの鑑賞。
何しろ原作自体が、変態刑事と超絶M女のSM濡れ場の連続…って内容が満載ですから旦那!
まだ無名時代の頃から(ひそかにですが)応援していたまりか嬢の濡れ場が有るかも?
(無い方がおかしいだろ!って話ですけどね)
…等とゆう不埒な心など、この私には 肛門見えても、、、ゴホッ!こう見えても一切ございませんですハイ!
まあ原作では、女は変態刑事に肛門見せまくってはいますけど^^
絶妙に見えそうで見えないんだよなあ〜(T ^ T)
映画は、ほぼほぼ原作通りに進んで行く展開にはなっていましたかね。
・変態刑事とM女が全体の6。
・薬害事件の裏を探る記者の話が3。
・残りの1が戦前の731部隊を背景にしたハルビンでの話。
大体こんな構成の原作だったでしょうか。
↑と書くと、かなり大掛かりな内容かな?…と思う人もいらっしゃるとは思うのですが。実は、原作自体が、731部隊を背景として取り入れつつ、どでかい大風呂敷を掲げながらも、全く回収し切れていない…ってのが実は現状。
いや、、、まあ、、、そりやそうですよ。現実には、それが(題材的には)当たり前っちゃあ当たり前なんですけどね。
だから731部隊の生き残りが、薬害事件を過去にも起こしていた…らしいとゆうスクープを追う記者の話を挟みつつ、縦軸として置くのは。そもそもが変態刑事とM女の話を中心に据えた原作では有るのですが。
これがまた、なかなか読ませる原作なんですよねえ。
まあ、良く言えば《挑戦的》で有り。或る意味、悪く言えば《滅茶苦茶》と言い切って良い原作かなあ〜と(苦笑)
何しろ、大風呂敷を掲げた731部隊で有り。薬害事件で有り。ストーリー展開の取っ掛かりで有る事件(その後、連続事件へと発展する)は、最後まで回収されない!
いや!はっきりと言えば、犯人は明らかにはされるのですが。その人物を《示唆》示すところで、【原作】【映画】共に終わる。
これは原作の終わりの辺りでの描写が有り、映画化でもほんの一瞬だけ《津久井やまゆり園》の事件が映る。
原作者自身が、この事件にインスパイアされて書いた原作なのではないか?…とゆうのは、大体想像は出来るところでした。
それに付随して、おそらく過去に世間を戦慄させた少年犯罪事件も取り入れたのでは、、、とも。
それだけに、各々の【迷宮性】が合体してしまい、収拾が付かない状況に陥り。しかしながら、最後の最後には、背筋にゾクゾク…っとさせる余韻を残す筆力の高さ。これこそが吉田修一の為せる技だなあ〜…と、思わずにはいれない原作だったと思っています。
ところで、原作は『湖の女たち』ですよね!
但し、(個人的に読んだ感じでは)【女】でしか無かった気もしました。
少なくとも【女たち】で有るならば、3人は必要なんじやないか…と。
だからでしょか?元々雑誌記者は男の記者だったのを、映画化では福地桃子演じる女性記者に変更されています。
(原作だと、ヤクザ組織らしき男達から拉致され「この話から手を引け!」と脅され、さるぐつわをされた挙句、川に投げ落とされる)
それによって、映画を観た感じでは。確かに【女たち】とは言える感じにはなっていたでしょうか。
…とは言え、やはりかなりしっちゃかめっちゃかな話では有るんですけどねえ〜。
でも、私が原作を読んで凄く好きだったのが、、、
結局何も起こらない、、、と思わせておいて。今この直後に〝 何が起こっても不思議じゃない 〟…と思わせて閉じるところ。
特に素晴らしいのが、漆黒の闇から夜が明け始め。やがて朝焼けから朝になって行く描写を克明に記すラスト数ページでの秀逸な描写。
ここを映画化では、再三に渡ってバッハの旋律を背景にしての映像化でしたが。ここはやはり音楽は無しで、、、
・木々を揺らす風の音
・水面の波紋も岸にたどり着き聞こえる水の「タポタポ」とゆう水音や魚の跳ねる音。
・朝が白んで来るに従い啄む小鳥のさえずり。
・周辺の家々や船等の生活のリズムが織りなす自然な音の数々。
…それらを背景にしては、漆黒の闇の間に〝 フッフッ 〟っと沸き起こって来る人間の闇の感情が。今、まさに「ムクムクっと」起き上がって来る瞬間の【気味の悪さ】と言ったところでしょうかね。
それを表現するには音楽無しの自然音こそが相応しい…とは思いました。
まあ、無い物ねだりにはなってしまうのですが、、、
自分の思っていた事と違う方向へと物事が進み、思い通りにならないのを悟った時。1人1人の《自我はやがて崩壊》し始めて行く。
現代社会で何かと問題となる師弟関係でのパワハラ問題。
その流れは徐々に下の者へと行き。止める手立てを持たない人間は、どんどんと壊れ始める。
元々は軍国主義の階級制度から《上官の命令》の名のもと、延々と続く流れ。
時代は変われど社会全体にも蔓延し、昨今の世界中でも止める事がなかなか出来ない。
どことなく原作者自身に、〝 それ 〟を憂いていた原作だったのか?…は、想像の域を出ないのですが。読了後に、ほんの少しそんな匂いを感じた原作では有りました。
そんな主演の2人は文字通り体当たりの演技。
内容&キャラクターに於いて、どうしても「何故?」「どうして!」等の否定的な意見はどうしても出て来るのは予想される。
それに対しては…「だって出逢っちゃったもんなあ〜!」ってのが、個人的な意見ですかね。
お互いが同じ匂いを発しては繋がり会ってしまったのだ…と。
道徳的に否定される方には、「まあ好き好きで」としか言いようが無いですハイ!
いずれにしても福士蒼汰・松本まりなの両名にとっては、間違いなくターニングポイントとなる作品だと思います。
その2人の人格崩壊に関わるのが、元々は正義感の強い刑事だったのに現在は、、、とゆう伊佐美役の浅野忠信。
過去に受けた絶望から、今では周りの空気に流されるを良しとする。結果【闇に堕ち悪の権化】と化してしまった。
そんな伊佐美と対等に接する雑誌記者が福地桃子。
彼女のキャラクター自体が原作では男性だけ有って。例えヤクザに脅されようとも、グングン前に突き進んで行く。
だから、最早【悪の権化】と化した伊佐美であろうとも、対等の立場を貫き情報を分け合う。
伊佐美のキャラクターから言って、相手が若い女の子だと。どうしても映画化に於ける対等的立場に違和感が強く感じてしまう。
…とは言え伊佐美の心の中にも、ほんの少しだけ《腐っても鯛》の心が残ってはいたのだろう。
いや!寧ろ、福地桃子のピュアさに心の中の波紋が揺れたのか?
その意味で、女性キャラへの変更には大きな意味が有ったのかも知れない。
他の主演者にも一言だけ。
警察関係者で目を引いたのが近藤芳正。
出演場面は少ないのですが。緩急の台詞回しで、この男自体も、伊佐美よろしく過去には(おそらく)【闇に堕ちた】男だったのだろう?と思わせる演技。
美しい所作で「ハッ!」とさせるのが三田佳子。
まさに気品に満ちた美しさに目を奪われる。
そしてもう1人、冤罪の罪を被せられる財前直見は、間違いなく賞レースに絡んで来ると思わされる。
大森監督の演出は、元来暴力的な題材に長けているのは勿論では有るのですが。個人的には、その直接的な暴力描写よりも、寧ろ〝 これから一体何が起こるのか? 〟を想起させる前後に本領を発揮する監督…と言った印象が強い。
その意味で、この作品は《らしさ全開》かと思いました。
ところで、原作者自身はかなり映画通と思うところが、これまで多くの原作が映画化されているだけに感じるところが有るのですが?
この原作でも、ヒロインにあたるM女が、終盤に警察署にやって来ては唐突に「私です!」…と、自我が崩壊する場面。
原作を読んでいた時から思っては居たのですが、これってひょっとして《若尾文子》を意識して描写してはいないですかね?
あくまでも、個人的に「何となく」では有るのですが。
2024年5月18日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン7
内容は難しかったけど、主演二人の演技は最高です。
内容が盛りだくさんで、事件の解決を期待して観てしまうと終わった時「え?ここで終わるの?」となりますが、本題はそこではないことを理解すると「なるほど〜」と、なります。
星4.5のもーさんのコメントにバッチリ書かれてます。
福士蒼汰さん松本まりかさんの演技にはグイッと引き込まれました。これだけでも見る価値めっちゃあります。
久々スクリーンで見た三田佳子さん、やはり素晴らしい女優さんですね。
湖の描写は美しいです。
個人的には、執拗な捜査のシーンを減らして、夜の湖での出来事により二人が精神的に乗り越えることが出来たと誰もが判るようなセリフやシーンがあれば、「エンディングがいきなり来た」とならず、三田佳子さん演じる市島松江が出来なくて一生後悔し続けたことを松本まりかさん演じる佳代は乗り越えて出来た、と感じやすかったかなと思います。
予告編は美しかった。
世界は美しいかもしれないが、この映画は美しく無い。予告編観て期待大だったんですが。暴力狂気、人間の醜さだけが描かれている
お話もあっち行ったりこっち行ったり。
で、真犯人はまあなんとなーく。
評としては禁句だが、制作サイドが本作で何をしたかったのかさっぱり判らない
エンドロールでは『松本まりか』と『福士蒼汰』の名前が併記され
両者が主役の物語りであることが提示されるも、
実際はタイトルの「・・・・たち」が指し示すように
琵琶湖の畔に集う複数の女性の{群像劇}。
それも{輪舞}のように語りは進み、
観終わった時には焦点のぼやけた
何も残らない作品になってしまった。
原作はどうなのかは知らぬが、
監督・脚本の『大森立嗣』には猛省を促したいところ。
湖岸の町の介護施設で入居者の死亡が発生。
人工呼吸機の故障は考えられないことから
警察は殺人を、それも内部職員による犯行を疑う。
ここで見立てによる強引な捜査が行われるのはお約束。
犯人と目された『松本郁子(財前直見)』は、連日のように署で尋問にも近い取り調べを受ける。
ここで取り調べに当たる刑事の一人『伊佐美佑(浅野忠信)』の過去が語られる。
五十人以上の死者を出した薬害事件を上からの圧力により立件できなかった、とのトラウマ。
しかし、正義を目指し刑事になった男がなぜ
その一件だけで、以降は思い込み捜査をするようになったのかは釈然とせず。
ここに、その薬害事件に再びスポットライトを当てようと取材を進める記者が現れる。
彼女は嘗て闇に葬られた事件の黒幕に「731部隊」の関係者が居たことを突き止めるが
関連して披瀝されるエピソードもまた唐突。
あまりに寓意に満ちて、他の出来事とどう繋げれば良いのかさっぱり理解に苦しむ。
数十年前と同様、上からの圧力が再び掛かり、
取材を続けられなくなった『池田由季(福地桃子)』は、
投宿先の同地で起きていた先の事件に目を向け
真相らしきものに辿り着く。
が、それを証明する術は、なぜか見つからない。
同時並行でやはり施設の介護士『豊田佳代(松本まりか)』と
捜査に当たるもう一人の刑事『濱中圭介(福士蒼汰)』の関係が描かれる。
二人の出会いは了解も、その後の流れの不自然さは特筆もの。
とりわけ『佳代』が羞恥プレイを嬉々として受けるようになった背景が釈然とせず、
口をぽかんと開け見守るばかり。
五人の女性の過去と今、夫々が抱える葛藤、
世間での生き辛さに言及されるも散文的。
また官憲の圧力や、(直近でもあった)介護施設での一方的な思い込みによる殺人も
盛り込まれるが、何れも深く立ち入ることはないので
表面的な語りに終始し、鑑賞者の心に刻まれることはない。
唯一、義憤を感じさせる警察による威圧的な捜査も
無理筋に過ぎ、結局は白けてしまうほど。
そものもの発端となった薬害事件ですら、
規模の大きさを勘案すれば、そんな幕引きがホントに可能なのかは
首を傾げる。
制作意図すら判然としない、散らかりまくった一本。
主要な二人の関係性がどうにももやっとしているのも一要因。
『松本まりか』が〔夜、鳥たちが啼く(2022年)〕に引き続き
カラダを張った演技をしていることだけが評価点か。
リアルな描写なのかな
序盤は遅い喋りと無茶ぶりな警察にイライラ。でも怯える女の人のリアルな喋りとも思える。まるで都合悪い時のうちの奥さまを見ているよう。
明らかな説明は少なめのため、考えさせる作りだが夢中にはなれる。夕べ寝不足だったためカフェイン錠剤にガム持参だったが、使わなくても見入れました。ストーリーが暗く自分好みではないが、これは人によるのでは。
ストーリー以前に前提が 事実と違うねん❗️後半盛り返したが 俺的には無理‼️皆さんは是非 芸術気分で❗️
本作な 吉田修一結構好き 原作 だけに期待してた
結果は 芸術の心ゼロ0️⃣のワシ個人的にムリ作品だった。後半盛り返したが 何を言いたいのかわからなかったヨ
有料パンフ🈶は色々と高尚なことが書いてあります。是非 私も購入して利益に貢献したが、あらすじ部分除いて未読❗️
この文 後段のパワハラ定義は 端折ってます。
あっ ⑤追加!呼吸維持装置見たいのは マジうるさい 普通の大・病院でもフロア半分くらいに響く 不規則に 俺 入院経験から知ってるんだわ 音がすごい迷惑 どのくらいのレベルかというと 暴走族の例会集いの方が遥かに静か
というより この装置❓よりこの世でうるさいものないから ぴっぴ ぴっぴ ぴっって延々と続くから
俺 病院に療養のために予約入院したのだけど 3日間 一睡もできず 不規則な連続音ほどたちの悪いものは無い
作ったメーカーさん マジで安全配慮義務的に大問題 オイオイ一人の維持装置のために フロア半分以上うるさくて眠れないって カラクリいうと 耳の遠いお爺さんを隣接する病室入れてた
俺は 部屋のボスの発言が気になって病室変更申し上げたが 隣とは❗️マジ 訴訟もの
コレ ストーリーとはカンケーないからな❗️全くカンケー無い。チコっと出てくるが 話の本筋とはカンケー無い
ストーリーに触れずにダメなとこあげときます。劇場で具体的なとこは確認して 観客@3人だった 封切り翌日土曜夜夕方🌆
①刑事訴訟法的な 令和時代の取り調べがあり得ない描写
俺な、刑事法 シロウトやないねん。そこはずっと前から書いてるからね❗️
だから現実と比べると乖離し過ぎて 付いてけない
何、その取り調べ方法❓ 個人情報アウト しかも操作と下半身結びつけ
言語道断。 あと一般的な話 逮捕事案は当たり前だけど スマホとかは📱押収解析
途中 操作✖️ 捜査⭕️誤記あり
② 薬害事件はギリギリだが 73・カンケーは んなわけないわ 森村誠一さんも生きてたら疑問符だ❗️
③ 今更、政治家に 権力は無い。 日本医師・はあるかもな
④ 事件のつながりがモヤモヤ😶🌫️😶🌫️
全国の警察官👮の皆さんは 本作に 違和感MAXは相違ない
よくわからないけど 俺が俳優だったら 主人公のオファー断るわ❗️
是非 劇場で 個々を確認して
操作の基本 強要された自白は無意味というよりマイナス
せめて 証拠は無理でも 状況証拠くらいは・・・個人的ボヤキ
それから この作品と関係無いけど
職場のパワハラ ①優越的関係を背景に②職務の範囲を超え③職場環境【広義】を害する
まとめるとそういうことやねん まあ関係無いけどね
話のストーリーとか要素は 最近イラッと💢きたから書かんがな
具体的にストーリー知りたい方は是非劇場へ
ただ、これだけモラルに厳しい時代だから 女性の方 女性連れの方 心して臨んでください
意外に好印象カモ🦆
よくわからないけど 職業差別的なものは 俺は一切受け付けない人間なのでよろしく。
賛否ある
と、監督が言い切ってたのが印象的。良くも悪くもおそらく原作を大事にしたんでしょう。
正直映画としては終始暗めだし、どのキャラもクセがあって好きにはなれず、共感も難しいので、重たい印象。どう解釈するのかが難しいのでつまらないと思う人も多そう。でも、この世界の汚さと、それとは反対の正義や、人間らしさや美しさなど、惹かれるシーンはところどころあったなぁと思う。
今回は舞台挨拶付き、しかも上映後だったので、監督や演者の思いや届けたかったものを聞けたのでよかった。特に松本まりかにとっては大きな挑戦で、重いものを背負って頑張ったんだなと言うのが、彼女のピュアな言葉や涙、言葉がなかなか出てこない、言葉で表現できない溢れ出すものみたいなところから滲み出ていてよかった。福士蒼汰もドラマでも思ったが、だいぶいい意味で気だるそうな空気が出てきて、大人の色気のある素敵な俳優になったなぁと思うし、財前さん、三田さんetc、周りを固める俳優陣もさすがだった。
にしても、本人も映画でも松本まりか綺麗だったなぁ。
主人公を変えたら面白そう
監督やキャストの言う通りあまり深く考えず観てみたが、あまりにも支離滅裂で本当に面白くなかった。
キャストもよくこの作品を引き受けたなと可哀想になるくらいの特殊な性癖で、どう頑張っても美しいとは思えないし、どこを美しいと思ってほしいのか分からなかった。
そして女性の描き方が本当に胸くそ悪くて受け付けられなかった。
記者の方は有能で、この方を主人公に話を広げた方が面白かったと思う。
とにかく繋がりのない不要なシーンがあまりにも多くて冗長に感じた上に、最後までスッキリ解決しない話で、物語のテーマも定まっていなくてまとまりがない。いろいろ盛り込んだ結果よく分からなくなる作品の代表例で稀に見る駄作。
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