湖の女たちのレビュー・感想・評価
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コース料理のメインたちVarious main dishes of different cuisines
原作は未読の立場。
もとになった実際の事件に関しては覚えがあり。
扱っているテーマに関しては
重いし、取り上げる価値があると思う。
個人的に残念に思ったのが、
出演している人たちがとても豪華で、
誰一人として手を抜いていないのに、
まとまりに欠けているように感じたこと。
観た後に思ったのが、
様々なジャンルのコースのメイン料理が
たくさん出てきて、
例えば、日本料理、中華料理、イタリア料理、フランス料理のメイン、
コースとしての統一感というかまとまりが感じられないな
ということ。
それぞれの素材は良いけど、
上手く繋げられなかった印象で、
かかっている音楽がちょっと五月蝿く思ってしまった。
福士蒼汰さんと松本まりかさんの熱演が
上手く絡んでないのが、
少し残念だった。
I haven't read the original work, but I remember the real incident it is based on. I think the themes it deals with are heavy but worth addressing.
Personally, I felt it was unfortunate that, despite the cast being very impressive and each actor giving their best performance, the overall cohesion seemed lacking.
After watching it, I thought it was like having the main courses from various cuisines—Japanese, Chinese, Italian, and French—served together. While each dish was excellent, there was a lack of coherence as a course.
The individual elements were good, but they didn't connect well, and I found the music a bit noisy. It was also a bit disappointing that the passionate performances by Sota Fukushi and Marika Matsumoto didn't mesh well together.
何処に向かう。
時のない湖
248 蒼汰すごいわ
組織の膿が出まくる現場で署長も課長も浅野先輩もぐちゃぐちゃに
なっている中福士蒼汰の現実を見事に映し出す存在感は素晴らしい。
まりかちゃんもどうせならもう一脱ぎしてもよかったのでは。
ドキュメントを並行させ物語に真実味をつける手法は悪くないが
731は真実かどうか不明なので要らないし
杉田水脈の話も文脈が捻じ曲げられているので不要
この作家風情を見せびらかす表現はどうかと思ってしまう。
琵琶湖ももう少し神秘的に見せれば対比が強く出てきたのに、と残念。
60点
水口アレックスシネマ 20240606
世界は美しいのか…答えは
原作を読んでいないので純粋に映画を観ての感想になります。
観ていて遠藤周作の「海と毒薬」を彷彿させる深い内容だと思いました。
志を持って社会に出て初めて今まで思っていた世界とは違う理不尽な世界を知った若者の苦悩。
愛する人と結婚して子ども作って家庭を作ることが男女の愛の幸せという世界がありながらも別の人と惹かれ合い倒錯した世界にのめり込む。
2つの話が絡み合いながら
世界は美しいのだろうか…と観ていてる者に投げ掛ける。
この言葉の深さと悲しみは登場人物から出る言葉と表情で心に訴えてくる。
ベテランで実力のある役者の方々の力にさすがという感嘆を覚えた。
この深いテーマを2時間の中に余すところなく入れて、しかもこのテーマの答えを分かりやすく出していない所が素晴らしい。
世界は美しいのか…それを決めるのは作り出すのは…
日本も含めて何かに支配されている今の世界に一石を投じる映画でした。
「大森立嗣監督、松本まりかさんトークイベント」
よく言って消化不良、ストレートに表現すると支離滅裂
介護問題に始まり、警察の横暴さや薬害と政治の話、果ては731部隊まで話が膨らむ本作ですが、それぞれがまったく噛み合っていません。
登場人物も誰一人共感できそうになく、ギリギリ過去のエピソード込みで伊佐美に同情できるのみ。
主役の二人のはずの濱中や佳代にいたっては、行動基準がわからないと思っていたら、そのまま狂って色情狂に。
池田が出てきて、物語の本筋がこちらに移るものの薄いエピソードからなんとなく犯人が見つかるというどうでもいい展開。
原作がダメなのか、監督・脚本がダメなのか知りませんが、よくこんな映画が成立したな、という印象です。
よほどのことがない限り2024年ワーストでしょう。
ごめんなさい。こんな女になってごめんなさい。
これは、原作を読んでいないと理解が難しいのだろう。作中、たぶんいろいろなモチーフとなる実際の事件がある気がした。それをいちいち挙げるつもりも調べるつもりもない。その気にならないくらいに、役者たちの演技がイカれている。それは下手という意味じゃなくて、むしろその逆で、奇妙な役柄に入り込み過ぎているという誉め言葉に近い。近いのだけども、感動はしない。むしろ、嫌な気分を抱き続け、モヤっとした気分で映画館を後にした。たしかに、吉田修一の作品だ。受け入れがたい出来事と言うものが人間をああまでに変えてしまうという悲劇を、躊躇なくあぶりだし、美しいものと醜いもの、正義と悪、理性と本能を表裏一体で描ている。それを大森立嗣という適任者が映像化している。そりゃこうなるだろう。悪く言えば、凡人にはやや理解しがい出来に。なんか、松本まりかはこんな役ばかりあてられて気の毒な気がしてきた。
松本さんがんばれ!
女尻 松本まりか アリスJAPAN←違うでしょ
2024年映画館鑑賞39作品目
5月26日(日)イオンシネマ石巻
dポイント−200円→1600円
原作は『悪人』『横道世之介』『怒り』『楽園』『太陽は動かない』の吉田修一
監督と脚本は『ぼっちゃん』『日々是休日』『タロウのバカ』『MOTHER マザー』『星の子』の大森立嗣
粗筋
介護施設「もみじ園」に入居していた100歳の老人市島民男が亡くなった
老衰でもなく病死でもなく何者かが意図的に人工呼吸器を停止させた殺人だった
殺人容疑で介護士松本郁子に対し連日長時間厳しい取り調べで自白を強要した西湖署の伊佐美濱中両刑事は松本から刑事告発され失職した
その一方で週刊誌記者池田は被害者の過去を調べ犯人として介護士服部久美子の孫三葉を疑った
またその一方で豊田佳代は湖畔で夜明けのカー◯ナニーに興じていた
まずわけわからん
脚本以前に原作も酷いらしい
いろいろと詰め込みすぎてしかもまとまらず酷い代物が完成した
流石に戦後80年くらい経っているのに731部隊をこのように描くにはそろそろ無理が出てきた
三田佳子でそれは確信に至った
20年前なら成立したかもしれないが大東亜戦争末期大人だった人たちは今いくつか考慮したらこんな作品は作れないはずだ
要するに口先だけで反戦活動している老害芸能関係者は少なくとも脳味噌が20年成長が止まった状態なんだろう
松本まりかはここまでしてなお乳房を披露することはない
往年の渡辺美奈代を彷彿させる拘りぶり
逆にエロティシズムを感じる
たしかに撮影をほぼ終了し全裸で「お疲れ様でした」とスタッフに言ってから頭を掻きながらシャワー室に向かう上原亜衣に色気はない
エロスとは恥じらいがあってこそ成立するものなのだ
浅野忠信はベテランになったら銭形警部を演じていたときの声みたいになっていた
ベテラン刑事=銭形警部なんだろうか浅野忠信の中では
財前直見の熱演が光った
久々に彼女の芝居を観たような気がする
北野武監督にお尻を触られ続けたことがよっぽど精神的にショックだったのか故郷に戻って農業を始めたときはもう俳優復帰はないのかなと思ったものだが
余談になるがポルノ映画でもないのに「くちゅくちゅ」はないな大森監督
女性も鑑賞するんだから
配役
介護施設「もみじ園」の介護士(2班)の豊田佳代に松本まりか
西湖署の若手刑事の濱中圭介に福士蒼汰
濱中とコンビを組む西湖署のベテラン刑事の伊佐美佑に浅野忠信
伊佐美の上司だった元刑事の河合勇人に平田満
佳代の同僚介護士の服部久美子に根岸季衣
久美子の夫に菅原大吉
久美子の孫の服部三葉に土屋希乃
久美子の友人の小野梓に大後寿々花
佳代の同僚介護士(1班)の松本郁子に財前直見
佳代の同量介護士(1班)の本間佐知子に呉城久美
佳代の同僚介護士(2班)の二谷紀子に川面千晶
週刊誌の記者の池田由季に福地桃子
編集長の渡部に信太昌之
週刊誌のデスクの小林剛に伊藤佳範
圭介の妻の濱中華子に北香那
佳代の父の豊田浩二に鈴木晋介
濱中や伊佐美の上司の竹脇東に近藤芳正
署長の両角に吉岡睦雄
民男の妻の市島松江に三田佳子
松江の若年期に穂志もえか
養護施設「もみじ園」で殺される市島民男の若年期に奥野瑛太
日本兵の谷川に岡本智礼
医療機器メーカーの担当者に長尾卓磨
社会問題に肉欲をつづれおった如く
幻の湖
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