「何も終わらない」湖の女たち ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
何も終わらない
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主人公2人の澱んだ恋愛感情?を語るのかと思いきや殺人事件や昔の薬害事件も絡み相関図が広がりブレ始める。そのため2人を丁寧に描かず不思議なSM的なやり取りのみを観せられ結果的に歪な主従関係を築かれる。そして最後のボートでの2人の会話もなんだか不可解な展開を見せられた。
澄み切ったものに憧れた者たちもいつしかその心を何処かに忘れてしまい澱んだ心を薄暗闇の湖の水面の様になってしまうことを反映してるのだろうか。
ただ観てるものとして感情移入しづらいし、物語として誰も救われないし何も終わらない。
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