グランツーリスモのレビュー・感想・評価
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面白かった!
映画が始まりスクリーンサイズがビスタサイズだったので、正直、見始めはテンションが少々下がってきたのですが(やっぱりこの手映画はシネスコープサイズで見たい)お話が進むうちに「あっ、面白い!」と思い、スクリーンのサイズなんてどうでもよくなりました。
まず、お話のテンポが大変によく、全編飽きさせずにお話が進んでいきます。
また、カーレースシーンも非常に迫力もあり、手に汗握ると言った具合に135分アッと言う間に終わってしまった・・・
正直、ルマンまでのお話なのですが、その先のお話も是非続編として見たいと思う程、本作品は良くできていました。
また、本作品、実話と言う事で見終った後も主人公に対する感情面など、実際に考えても本当に凄いお話をみてしまった感があります。
また、単に奇蹟のお話と言うよりも、親子愛、師匠弟子の関係、友情など、ほろっとさせられたり、考えさせられたり、癒されたりとしっかりゲームの中とゲーマーの奇蹟のお話だけではない部分もしっかり折り込まれていて良かったな・・・
強いて言うと、最初のレーサーに選ばれる前までのお話が少し簡単すぎたかな・・・実際は、大変だっただろうな・・・
デビッド・ハーバーは凄い好演で、デビッド・ハーバーの演技力が本編を更によくしているかな・・・
ニール・ブロムカンプ監督って上手いよな・・・
本作品、単にカーアクション的では終わらない本年大変にいい出来の作品でした!
面白かった🎵
ストーリーも文句ないけど、とにかくレースシーンの実写とゲームCGの混合は見ごたえあります。グランツーリスモは初代~2をプレイしてた世代ですけど、映画館の帰りにPS5を買いに行きました(´▽`)笑
文句なしの快作
DOLBYCINEMA2Dで字幕版を初日鑑賞し、翌日4DXで吹き替え版を鑑賞してきました。
まず自分語りで申し訳ありません。私はグランツーリスモというゲーム作品はプレステ時代から存在は知っているけれど、レースものが得意でなくあまり触れてこなかった上、モータースポーツもこれまた栄光のル・マンとか最近だとフォードVSフェラーリで見知った程度の知識しかない自分でしたが、他劇場作品で本作のCMを見て気になり、なんとなく見てみたところ大正解でした!
ストーリー自体は実話ベースなので展開としてはどんでん返しとかはそんなになく、閉塞感から成功‐挫折‐そして立ち上がる、という小細工無しの王道、むしろ期待してる展開をすんなりとお出ししてくれる感じというか、これでいいんだよこれで!と終始感じていました。だから単調というわけでは決してありません。監督が拘りぬいたというレースシーンは圧巻ですし、デヴィッドハーバーさんらキャスト陣の演技も素晴らしかったので、後半はずっと引き込まれてしまっていました。個人的に父親役のジャイモン・フンスーさんの表情声音の演技がすごくて父の葛藤を見事に表現していたと感じ、後半のあるシーンで鑑賞した2回のどちらも涙腺が決壊しました…。伏線回収も丁寧なのでオーソドックスながらしっかり感動できるまさしく快作でした!
ただ実話ベースですのでレースの時期などが違っていたり脚色はわりとあるようなので、元々モータースポーツファンだったりする人は気になってしまうところもあるようです。このあたりはボヘミアン・ラプソディと似ているかもしれませんね。私はそれでもなお物凄く好きな作品になりました。
吹き替えも実力派の声優陣なので違和感は特に感じるところはなかったです。DOLBYCINEMAも4DXも、原語版も吹き替えもどちらでもしっかり楽しめる作品になっていると思います。とてもおすすめです!
迷わず映画館で観て!吹替版もおすすめ!
4DX(吹替)で鑑賞。めっちゃ面白かった!4DX気持ちよかったです!というか、吹替版の声優さんが主人公ヤン役が松岡禎丞さん、デヴィッド・ハーバーが三宅健太さん、オーランド・ブルームが三木眞一郎さんでこれは間違いない布陣だなとは思ってたんですが、ヤンの父役が大塚明夫さんなのは知らなかったので嬉しい驚きでした!
というか、吹替声優さんの情報がここにもリンクがある映画公式サイトのキャスト一覧に載ってないってどゆことなんですかね??
IMAX(字幕)で観るか4DX(吹替)で観るか迷って、吹替版キャスト調べて良さそうだったんで4DXにしたんですけど、大塚さんもですが、GTアカデミーの同期のマティ役に浪川大輔さんとか、かなり浪川さんの贅沢使いなので(浪川さん、私の中ではアニメのイメージより吹替え上手い声優さんのおひとり)、もっと宣伝したほうがいいと思うんですけど、宣伝下手ですか??
個人的に、三木眞一郎さんの声で喋るオーランド・ブルーム、三木さんはちゃんと正統派の吹替えのお芝居をされているんですが、どこから出て来たかよくわからんプロモーター?マーケター?の役柄と相まって、渋くて熱いイケオジなのになんかほんのり胡散臭さもあるかんじが絶妙でよかったです(笑)なので、中盤の台詞にも「あ~そういうの言っちゃうかんじなのね」となりました(笑)
ヤンの吹替えの松岡禎丞さんは、私は鬼滅の刃の伊之助よりも弱虫ペダルの青八木役のイメージだったんですが、吹替えでは拝見したことなくて、どうなんだろうなーと思ってましたが、普通に吹替えもお上手でした。
オリジナルの俳優さんよりも声は高めですが、繊細だけど内に熱さを秘めていたヤンを的確に吹替えされてたと思います。
グランツーリスモの生みの親山内さん役は平岳大さんですが、平さんは台詞が全部日本語なのでご本人のお声のままです。
4DX、これはぜひ体感してほしいとしか言えないですが、個人的にレース以外の部分で最高だったのは、各国のコースに行くときにカメラがフワッ、ビューンと空撮で入っていくんですけど、そこが毎回めっちゃ気持ちよかったです!
あ、あと、メガネ👓の方向け情報としては、ミスト(水)の演出は冒頭のデモンストレーションから当分ずっとないです。コースに雨が降っても車の中なんで濡れないのでスイッチ切らなくても大丈夫です。でも最後のほうに1箇所くらいあるかもしれません。
IMAXある劇場ならやはりIMAXがおすすめですが、IMAXない劇場で普通の字幕版と吹替版なら、レースシーンで映像に没入出来る分、吹替版もおすすめです。
(その他)
・ドイツのいじめっ子レーサー(バック・トゥ・ザ・フューチャーのビフみたいなやつ)が言う台詞、「クソ○○○○!」の「クソ!」=「Scheiße(シャイセ) 」だけ聞き取れた。
・ル・マンのスターターフラッグの運び方がふつうに凄かった…!!
あれ、旗振ってるおじサマもおそらくめっちゃ偉い人なんでしょうね、、
個人的に元ネタ同じで題材がドリフトレースの日本映画「アライブフーン」もすごく好きなので、この映画気に入った方はぜひアライブフーンも観てみてほしいです。
峠道を走る疾走感と役者さんのハンドルさばきGのかかり方のリアルさ、あと劇伴はこっちのほうが好きです。
日本よ、これが活路や!な映画
率直な感想は、最高のカンフー映画を観た後の様な高揚感、帰りの車で踏むアクセルがいつもと違う気がします。
つまり車、グランツーリスモ、プレステなどどこにも引っかからない層でも観た後は高揚感に包まれる事は保証します。
ストーリーとしてはもっと面白く出来たなぁと思う余地が正直あると思います。ですが、ゲームと現実の融合的な演出が非常に上手く、車系では革新的な映像表現がてんこ盛りです。
第九地区の監督としても代表作になり得る作品だと個人的には思いました。
あと東京の映像をちゃんとカッコよく撮ってくれてたのが何気に嬉しかった。
そして何より日産、プレステ、SONY、グランツーリスモ。日本人のモノづくりが根幹にあり、日本人としてとてもくすぐられます。衰退を嘆く方も多いですが、海外では愛されてる日本のコンテンツというのは沢山あります。これをこの映画はカッコよく撮ってもらえて、日本のアピールになったと思いますし、こういうコンテンツは愛着や憧れを生み深くしていくと思いました。
今の日本人に足らないのは、私達日本人が積み重ねてきた日々に自信を持つ事、映画のコーチの様に挫折を乗り越える事、主人公の様に信じることなのではないと思いました。
ゲーム、レース、夢と希望・・・男にしか刺さらないだろうなあ。
グランツ・・・。
リッジレーサーにハマってた時があった。
F1は今でも大好き。レースそのものが面白い。
うちの妻は全くダメ。
レース?うるさいし全然面白くないから、トイレに行ったスキにチャンネルを変える。マラソン?箱根?全部だめ。
2時間3時間単調な絵面がたえられないとよ。
同時期に始まった「ミステリと言うな・・・」は超満員なので、当分終わらないとみて後回しにしたよ
そう、この話は、レースゲームの天才がリアルレーサーになる話。女性に刺さるわけが無い。
ボクシングもそう。イケメンがでてなかったら東京リベンジャーズも多分ダメだろうな。
そう、映画は女性に受けるかどうかがヒットのカギだ。男は一人で見る。女はカレシや友達を連れてくる。カレシはボップコーンを買うし、ボックスシートも買ってくれるいい客だ。
だから、こんなにも予定調和的な話しながら(でも実話!!!)胸熱。レースこわい。親子のキズナ。
おもしろすぎる。IMAXの価値はある。どれかが好きなら見られたし!
それにしても、ウォークマンをプレゼントするあたり「●●フラグだあ』と思ったよ。案の定だったし。
実話だけに、レースが怖い。事故るなよ、ぶつけるなって、砂!落ち葉!
手汗が止まらん。
それにしてもニュルの例の場所での事故。(youtubeのおもしろ動画で見たまんまだった。)
その直前のシーンで過去に起きた事故の場所のペイントが映される。ニュルではないがセナの事故を思い出したよ。
音、とんでもなく凄い
予告編が面白そうで気になってました。
グランツーリスモもレースもほとんど興味が無かったですが、車の走行音、ギアチェンジの音、とにかく音が素晴らしい。私はノーマルで観ましたけど、可能ならドルビーやIMAXでの鑑賞がいいです。
ストーリーは駆け足。登場人物の心情の変化の描写がちょっと雑。結構大事な場面で「あれ?どうしてこうなった?」という展開が。
大きく分けてレースシーンは選抜試験も入れて4回あって飽きが来なかったんで、上映時間が長くなろうとも心情描写にも尺をつかってほしかった。
でもどきどきする映画でした。
面白かった
グランツーリスモは未経験、ル・マンは名前は聞いたことあるかも程度という初心者でしたが、すごく楽しめました。ずっとドキドキ・ワクワクしっぱなし!
映像も美しい。
脚色だと思いますが、ライバル達によるレース中の妨害には少なからず引きました。現実には意図的にあんな危険なことする人はいないと信じてます。
楽しく痛快
迫力を楽しみたくてIMAX上映を見つけて鑑賞しました。
実話も知らず、ゲームも未経験、レースもほとんど見たことないけどむちゃくちゃ楽しめました
レースの迫力、緊張感と臨場感、そして役者さんの好演
どれもエンターテイメントとしてとてもよく出来ていました
レースシーンが多いけどそれぞれにテーマや別の緊張感があって飽きません
ドラマもレースも熱いのでワクワクしたい方にぜひオススメです
車に興味ないのに最高でした!!!!!
ワイスピとかもまともに見てない勢です。が、
車の疾走感、ゲームをプレイしてるような感覚、
圧倒されました!!!
所詮ゲーマーと馬鹿にして嫌なことしてくる金持ちおぼっちゃまのレーサーがいるのですが、そいつとの後半のやりとりの爽快感は最高でした!!!
この大迫力の疾走感はやっぱり映画館の大画面で楽しむのが1番だと思います!!!
自分も車に乗ってるような、グランツーリスモをプレイしてるような気持ちになれる演出も引き込まれます。
思わず車の動きに体を合わせてしまう所もありました。
ゲーム実況動画を見るのが好きな人はハマりやすいかも?
更に、これが実話だと言うことが心をよりグッと掴まれました。
視聴前から知っていましたが、映画を見て尚、
え?これが本当に実話、、?と衝撃を受けます。
実話だからこそゲームの性能がいかに凄いかもこの映画を通して感じとってしまいます。
見終わってから家族や友人に速攻でお勧めしました!
車全くわかんないですが、かっこいいー!!乗りたい!!!ってなっちゃいました!!!
凄いことやっちゃってるね日産!
残念なとこは、IMAXで見るべきだった!!;
高評価、大正解
スルーするか迷っていたが、高評価なので劇場に足を運んだ。結果、大正解。
ニール・ブロムカンプの演出、冴えわたり、テンポよくキレがよい。レースシーンは、前から、後ろから、車内から、上空から、縦横無尽のカメラアングルで迫力満点。思わず肩に力が入り、前に乗り出してしまう。
困難や挫折を乗り越えるサクセスストーリーは、素直な感動を呼び起こす。
NISSANが、こんなプロジェクトをやっているのは知らなかった。この映画を見て、日本人として誇らしい気持ちにもなれた。
ゲームではなく実際のレースをリアルに描く!
私はゲームには一切興味が無く月に3週末サーキットに居ることも珍しくない
極端なまでに片端にいる人間です
物語の主人公は日本でもお馴染みのヤン・マーデンボロー選手です
劇中のFIA GTは伊達公子さんの元旦那ミハエル・クルム選手も活躍したレースで
GTRは明らかに他より戦闘力が劣っていましたそこも押さえておくとよいでしょう
ボディー下面に揚力が発生しめくれ上がるシーンは一切過剰な映像表現が無く
幾度も目にしてきた恐ろしい光景
コース上に落下すればドライバーは助かりません
身の毛もよだつ恐ろしい光景を即座に両手をステアリングから放し
クラッシュ姿勢をとるシーンとともにリアルに描かれています
(本当はシートベルトに両腕をくぐらせるんですがとてもできなかったんでしょう)
レースは同じところを何回も走っているように思われがちですが
実はマシンはどんどん劣化していき路面コンディションも刻一刻と変化していく
つまりスタートからゴールまで一筆書きで繋がったコースで戦っているわけです
だがゲーマーは一切変化する事の無い完全なニュートラルを知っておりそこが強みになる
なるほど実に面白い
ゲーム屋さんが作った映画なのにゲームシーンが無く
実際のレースのリアルをこれでもかと描いた作品なので
ゲーム目当てに来たヲタクにはあまり評判が良くないかもしれません
ただ本作に描かれているものは何の誇張も無い(一部の事故を除く)
ありのままが描かれているので興味を持たれた方は是非サーキットにも来ていただきたい
一番大きなスクリーンでの上映なのにガラガラというのは実に勿体ない秀作です
実話は強い。
野村周平のドリフト映画「アライブフーン」でゲーマーがリアルレーサーになってるという話の元ネタ。
トップゲーマーがプロレーサーを目指すという実話を元にした話。実車が多数登場し、迫力あるレースシーンも魅力的ですが、プロを目指す主人公の熱い物語に胸熱。(なかなか、ハードな展開もあり、実話なの?と驚きました)コーチとの師弟関係も熱かったですが、親子関係で、親子愛や、和解シーンも感動しました。実話ベースというのが、なおさらすごいですね。
ニール・ブロムカンプ色は薄い、王道的なストーリー
プレステのゲーム「グランツーリスモ」のトッププレーヤーから選抜したカーレーサー育成プログラム出身のヤン・マーデンボローの軌跡を描く映画。
ストーリーは、ゲームしか取り柄のない若者が、チャンスを掴んで子供からの夢を叶えるという王道的なもの。自動車レーサーになるには才能があっても、活動資金が膨大なためスポンサーを確保するか裕福でないと厳しい現実があるのだけど、そういった説明がやや希薄だったので、事情を知らない方によく伝わっただろうか。
実話に基づく映画とされるが、クライマックスのル・マン3位入賞も、実際は下位クラス参戦の結果であって総合順位が9位であることは一切触れなかったり、チームの3人のドライバーの内、一人はGTアカデミー出身ではない(伊達公子の元夫ミハエル・クルム)とか、そもそも、事故発生はル・マンの後といった嘘もチラホラ。
映画で多用される「実話に基づく」とは、こういうことなのねと実感できるわけだけど、数十年前のことであれば、あまり突っ込まれないかもしれませんが、割と最近の話なので、気になっちゃいますね。
日産とポリフォニーデジタルの宣伝臭がやや鼻につくものの、映画自体はそんなに悪くないんだが、少し前の「フォード対フェラーリ」や「ラッシュ/プライドと友情」と比べると、やっぱ落ちるよねぇ。
気になったら観に行くしかない!
わかりやすいストーリーとド迫力のレースシーン!
ゲームをやった事がない人でも、この手の映画が好きな人なら文句なしに満足出来ると思います。
レビューがかなり高評価の割に動員数が何だか少ないから、上映期間が早く終わってしまいそうでもったいない😩沢山の人に観てもらいたいと思える映画です😁
興味ある方は、あとでDVDで観ればいいやと思わずにぜひ映画館で観て欲しいです。大きなスクリーンと音響で感動が9割増し間違いなしです!😆
GT-Rの疾走感を体感せよ
世界的人気のドライビング・ゲーム『グランツーリスモ』をモチーフにした、実話に基ずく作品。『グランツーリスモ』のゲームを愛してやまないゲーマーが、そのゲームの腕前を買われて、実際のレーシング・ドライバーとなって、あの24時間耐久レースの『ル・マン』で活躍する物語。
本作の見所は、やはりレーシングカーの疾走感にある。そしてに何より、日本人にとって嬉しいのは、主人公のレーシングチームが、ランボルギーニでもなく、ポルシェやフェラーリでもなく、NISSANということ。しかも、自分達が20代の頃の憧れの車だった、『スカイラインGT-R』の流れを継ぐ『R35型 日産 GT-R NISMO』が撮影に使用され、「日本・日産ここにあり」的な様相で展開されることだ。
最近は、若者の車離れがよく言われ、SUVやボックスカーが主流となる中、クーペやハードトップに憧れて育った時代の者としては、映画の中で、『スカイライン』や『フェアレディ―Z』が、こうして脚光を浴びるのは嬉しいもの。
内容は、オタク・ゲーマーだった青年が、周囲からの様々な誹謗中傷や大事故、挫折を経て、レーシング・ドライバーとしての成長だけに焦点を当てた、レーシング界を舞台としたベタなサクセス・ストーリーではある。しかし、実話である分、こうした作品によくある無駄な友情や恋愛話は、過度に脚色されていないのがいい。そしてその分、ストレートなテーマが浮き上がり、映像に同化できる作品となっていた。
映像も、時速300kmを超えて疾走するモンスター・マシンの様子を、どこまでがCGかリアルなモノか分からないほどの迫力で呑み込んでくる。ただ一つ、もう少しレース中のドライバー目線の映像を盛り込めば、より死と隣り合わせで疾走するレーシングカーの緊迫感と臨場感が、体感できたのではないだろうか。
出演者には、アーチ・マデクウィが、オタク・ゲーマーから、レーシング・ドライバーへと成長していく青年・ヤンを演じている。そのヤンを支える脇には、嘗ては、若きプリンス的な役柄の多かったオーランド・ブルームが、中年オッサンの『GTアカデミー』の創設者を演じ、ヤンの指導役・ジャックには、『ストレンジャー・シングス』のデビッド・ハーパーがいぶし銀な役を演じている。
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