「「ブレーキを踏むのが早すぎて直線のスピードが遅い」の伏線を最後で見事に回収」グランツーリスモ ライヘンバッハ・ヒーローさんの映画レビュー(感想・評価)
「ブレーキを踏むのが早すぎて直線のスピードが遅い」の伏線を最後で見事に回収
初めてグランツーリスモをプレーした時、あまりに画像が美しくて、順位を競うのもそっちのけで、のんびりダラダラと車の走る姿や風景を楽しんでばかりいたのを思い出します
今作品もレースシーンの迫力が素晴らしく、グランツーリスモの技術を活かしたCGなどで車の魅力たっぷり
ただ少し物足りないのは、主人公のゲーマーのオタク生活があまり深堀りされていない点
大学を中退してゲームにのめり込み、働いたお金をゲームに丸ごとつぎ込み、親や兄弟からも白い目で見られながら同居している悲惨さなんかをきちんと描いていれば、後半のレーサーとして成長していく姿に感動も深まると思いますが……
まぁ、実話が基になっているとのことで、あまり暗部には触れられなかったのかもしれません
とりあえず、ゲーム好き・車好きには大満足かもしれませんが、それ以外の方には少し退屈というか、他人がやっているゲームを隣で眺めていてもつまらない、という感じでしょうか
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