劇場公開日 2023年9月15日

「無条件におすすめできる/「アライブフーン」を見た方はぜひ」グランツーリスモ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0無条件におすすめできる/「アライブフーン」を見た方はぜひ

2023年9月17日
PCから投稿

今年317本目(合計967本目/今月(2023年9月度)27本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 きのうみた映画では最後の投稿になります。

 この映画はそもそも実話を参考にしているため、ある程度の脚色はあると思いますがあることないこと書けませんので、ある程度淡々と進む部分はどうしてもあります。また、映画の後半は実質、「車がぐるぐる回るだけ」という状況になります(一部例外はありますが)。

 なかなか過去に参考になるような関連作や類次作がないものの、あえていえば「アライブフーン」を見て高評価だった方はぜひぜひといったところです。趣旨は若干違いますが…。

 また、映画の趣旨的に日本語まで出てきて、<これはテスト>のように、日本語の部分でさえ<~>で囲まれるのは、外国語バージョン(外国での放映)を想定したものだと思います(特段意味なし、日本語のまま聞き取ればよいだけ)。

 どうしても、車レースというある種特殊な分野を扱うがために、出てくるシーンがどうしても限られるという部分はあるし、ストーリーもある程度読めてしまう(実話ベースという事情もあるので)点はあるとしても評価は高いです。

 繰り返しになりますが、「アライブフーン」で高評価だった方にはおすすめの一作です。
なお、趣旨的に、車運転シーンが大半をしめますが、見せ方に工夫があり、「疑似車酔い」にならないように配慮はされていますので、この点心配な方もおすすめです。

 採点は下記を気にしましたが、4.8以上あるのでフルスコア切り上げです。

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 (減点0.2/こっそり「広告プレイスメント映画」なの?)

 当然、趣旨的に「日産」「プレイステーション」というロゴがどんどん出てくるのはわかりますが、ロレックス(時計の会社)なども出てきて(映画内で扱われているレースについて、実際のスポンサー?)、特に後半はその「特定のレース」の話に集中することから、実質「ロレックスを買いましょう」という広告映画なのか??というような妙な見せ方をするシーンもあります(ただ、もちろん、映画内ではそういう展開にはならない)。

 広告プレイスメントを否定はしませんが、ちょっとあからさますぎたかなぁ…という気がします(ただこの点も、この規模の映画になると、億とかというレベルで作成費用が掛かっているのだろうという点は推知可能だし、スポンサー集めの一環の条件でそういうシーンを、というのがあったのだとすれば、それは理解するし、減点幅としてもこの程度)。
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 (減点なし/参考/日本人が出ていたらどうなるのか)

 日本人が「日本で」レースを行う場合、日本の法律が適用されますが、海外でレース(に限らず、何でも)参加すると、そこで適用される法律が日本と海外とで違う場合、どこの法律を適用するかについては、大まかなものとして「法の適用に関する通則法」というものがあります(→車の免許を持っていない人が、カーレースという名目ではレースに参加できるか?などの疑問点は当然わいてきます)。

 ただ、おそらく史実上日本人はこれら大会に関係していない(スタッフ等除く)ため、「そもそも出ていない」のだと思います(まぁ、法の適用に関する通則法も大概マニアックだし、そこをつつくと結構面倒なのでオミットしたのかも)。

yukispica