劇場公開日 2023年9月15日

グランツーリスモのレビュー・感想・評価

全493件中、1~20件目を表示

5.0無双の走り

2024年7月15日
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泣ける

興奮

幸せ

これが実話!ゲーマーがプロレーサーになるなんて…
スピード感や飽きさせない展開に加えて、シュミレーションマシンに乗り込む一体感が新鮮で、まるで体を共有しているような感覚に陥りました!

家族の中で浮いてる感じとか…実際、こういう状態の子、沢山いるんだろうな…リアルな離脱感…

師弟関係、仲間達との修行の日々…別れ…生死をかけた本番のレース、…その葛藤…
何者かになりたくて、あがく姿はグッときます、胸アツ!!

鑑賞した後の自分の運転がヤバい…
あんな映画見せられると、自分もあんな運転できそうな気持ちになっちゃって💦
コーナリングで無いはずの、あの矢印が視える!!💦
いやいやいや、私は安全運転!!
生涯手放しません……!!

私は特に車…スポーツカーに興味があるとか、レース物が好きとか、そういうのは無いんですけど(^_^;)
映画の中で、スピードと一緒に色んな事を置いてこれました。

映画を見た後の運転速度には、くれぐれもお気を付けて。。。

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ホビット

3.0爽快なシンデレラストーリー!

2024年4月13日
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鑑賞方法:VOD

文句のつけようもなく清々しい!
夢を持ち続けた「ゲームオタク」のシンデレラストーリー。タフなメンタルと肉体を努力で手に入れ、チャンスをモノにする。ライバルと拮抗し、才能を開花させながら一気呵成に駆け上がる姿は、本当に爽やか!
元気を取り戻したいとき、もやもやする時、前に進めない時、また見返したい。

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消々

3.5傷だらけのゲームレーサー。

2023年10月3日
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鑑賞方法:映画館
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すっかん

4.0思わぬ掘り出し物!「RRR」「トップガン」に比肩するザ・エンターテイメント!

2023年9月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

9月末期限のチケットがあったので、上映している映画の中で評価が良かったこれをたまたま鑑賞。

おいおい、何だこれはっ!? 面白えじゃねえか!!
今年のエンターテイメント系映画のマイベストだよ。
4DXが合う!車と合わせて揺れまくるシート、水しぶき。ジェットコースターで落下しているときに思わず笑みがでる、まさにあの感じ! 新しい映画体験だわこれ。

・ゲームをプレイしているシーンから、車の部品がスケルトンで映し出され、実車に移行するというビジュアル効果も素晴らしい。
・GT-Rかっけえ!
・日産&SONY。いい仕事してんなあ!(再開してよ!)
・手に汗握るシーン満載!
・プレステ&グランツーリスモ欲しくなった。もちろんステアリング&ペダル&シートも!

帰り途、ついつい愛車と遠回り。運転楽し。サントラ買うぞ。

ゲームから実物へ。
これが実話だというのが凄いが、音ゲーからピアノを本格的に習いだし演奏会で弾くまでになった息子が間近にいるので個人的には全然あり得る話だと観ていた。当然ゲームと実物のギャップ(身体にかかる負担、失敗すればリアルな車や人が傷つく、リセットボタンのように気軽にやり直しできない)に苦しむが、その世界に立つ一つの入り口としてゲームという経路は確かにあり得る!

「楽しんで上達なんてできるはずがない」「我慢」「下積み」「修行」、、、、
「ゲームからリアルへ」は決してそうではない新たな可能性を見せてくれる。

・リフティングやシュートゲームからサッカー選手へ
・バッティングゲームやストライクアウトゲームから野球選手へ
・手術シミュレーターから医者へ
・企業再生ゲームから、腕利きのコンサルへ
・ロケットのフライトシミュレーターから宇宙飛行士へ!

いつかこんな人たちが当たり前のように輩出されてくる気がして、ワクワクがとまらない。

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momokichi

4.0ゲームのクオリティとチーム日産の発想が融合して生まれたシンデレラストーリー

2023年9月16日
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ニコ

4.5レース史上世界一過酷な夢への挑戦を、スクリーンでリアルに描き尽くした驚きの実話

2023年9月19日
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鑑賞方法:試写会

「ゲームのチャンピオンから本物のプロレーサーになった」というニュースを聞いたことはあったが、詳しいことを知らずに何年も経っていた。そして、本作でその想像を超える実話の実態を改めて見せつけられた。
日本発の人気ゲーム「グランツーリスモ」を生み出したプレイステーションと、日本が世界に誇る日産。2008年、彼らはゲームのトッププレイヤーを世界中から選抜し「本物のプロレーサー」を育成するドライバー発掘プラグラムを立ち上げた。その名は「GTアカデミー」。
「楽しんでいるゲームをそのままリアルにやるだけだから簡単? いやいや無理!」と誰もが考えるだろう。死と隣り合うリセットできないリアルなサーキットには、運動技術・体力・精神力をとことん鍛え上げても過酷な世界。無謀な挑戦と思われながらも、「GTアカデミー」に選ばれた者たちは、プロレーサーという夢に向かって選ばれるまで訓練し続ける。ゲーム内で自ら車の組み立てをし、ロードレースの感覚を脳や反射神経などで掴んでいる彼らには「無理」という発想がない。むしろ自信に満ち溢れている。
この夢のために全力を捧げたのは、ビジネスマン、元レーサーのエンジニア、そしてゲームのプレーヤーたち。実話だからこそ、それぞれの威信をかけた様々な人との繋がりと各々の挑戦が、見る者の心を揺さぶる。
過酷なレースの場面は、これまでの「レース映画」に劣らない迫力とアクション。そして本作のプロレーサーの並外れた才能の描写を目の当たりにし、見せ場のシーンの音楽の上手さも掛け合わせテンションが上がるのだ。
プロレーサーに選ばれる主人公の家族関係も所々に描かれていてヒューマンドラマの面もあり、レースファンでなくても心に響く要素が多い。
久しぶりに、地道で豪快な映画を見た気がする。それにしても、あのNISSANのレーシングスーツはカッコいい。選ばれた人しか着用できないところも尊い。
見ていただければわかるが、このハリウッド映画では、例えばオーランド・ブルームが日産本社に来たりと実際の日本のシーンも多く出てきて、日本人だからこそ反応できるシーンが多いのも見どころの1つである。

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山田晶子

3.5実話…と思ったら時系列は変えてるらしい

2024年11月11日
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鑑賞方法:VOD

吹き替えも声優豪華なのでオススメ
GTファンとしてはゲームの効果音が鳴ってたり、ラインがでたり、コースがおなじみだったりで頬が緩む

「ゲーマーに実際に〇〇させてみる」というネタは、かなりよくあるが本作は実話ということで、創作のものとは一線を画す

作品テーマ的に、ゲーマーがゲームでの経験で成り上がる演出が物足りないかな、もう少しゲームしているシーンとミックスしたり、やりようはあったと思う
それに主人公と他のキャラクターとの違いを描くとか

挫折する。気づきを得て成功するというプロセスの描写も足りてない。

スポーツ映画チックに演出したかったのだろうがいまいちテーマに合っていない感がある。

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tabletap

3.0面白いけど…

2024年11月3日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

実話を元にしてる映画だけど脚色され過ぎて何処までが本当のことなのかが全然わからない。
ノンフィクションかと思って見始めたためなんだこれはとなってしまった。

ただレースシーンは本物の映像で迫力あり素晴らしい!

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ぼんじょび

2.5学んだこと 事故というトラウマを周りから馬鹿にされて、怒りの感情に...

2024年10月18日
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水谷亮平

3.0主人公が無双するだけの映画。元から天才なので何もかもうまく行きすぎ。

2024年10月5日
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鑑賞方法:映画館

単純

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かちかち映画速報

4.0カッコいい

2024年9月23日
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鑑賞方法:VOD

プロゲーマーが現実世界で活躍できる素敵な作品。
逆にスパイのプロゲーマーが活躍すると怖い、、、

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竜

5.0素晴らしい

2024年8月25日
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鑑賞方法:映画館

素晴らしい

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GT-R

3.5実話に基にした安定したストーリー

2024年8月20日
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鑑賞方法:VOD

単純

興奮

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parsifal3745

4.0実話を基に作られたとは思えないストーリー。 事実は小説よりも奇なり...

2024年8月15日
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鑑賞方法:VOD

実話を基に作られたとは思えないストーリー。
事実は小説よりも奇なり。

内容は男子が一度は憧れる無双系サクセスストーリー。
そこに親子愛、友情、挫折、苦悩など映画的エッセンスを混ぜ込んで優等生的に仕上げた作品。

何十人もいるはずのチームスタッフとの関わりを極限まで削りライバルも最小人数に設定することで誰が観てもわかりやすく作られている。

所々ゲームのサウンドが使われていたりオープニングムービーのオマージュ的シーンがあったりとゲーム好きにも楽しめる要素がある。

オーリー歳とったな。

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さしみしょうゆ

4.5実話なのが驚き

2024年8月10日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

知的

映画だけの話ではなく、本当に実際にやったことというのが最大の驚きでした。
実話だけに感動もひとしおでした。
映画のテンポも良く、レーシングシーンも迫力があり、この作品は映画館で見たかったです。
主人公の頑張りをさることながら、指導者であるジャックとの関係性が最高でした。

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たけお

4.0Don't think, act!

2024年8月8日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

萌える

「逃げるのは恥ではない」「迷ったらアクセルを踏め!」お~!こういう映画だと全く知らず。思いがけない内容だったし実話とは!とても興奮して面白かった。色んなサーキットが出てきて、ニュルブルクリンクが最後から2番目に登場してとても嬉しかった。そこでお客さん同乗で走ってくれるプロのレーシングドライバーでなおかつホテルも経営していたザビーネ・シュミッツさんが数年前に亡くなったのはとても悲しかった。この映画を見ることできたら喜んだろうと思った。

今後どこかの映画館で上映していたら必ず行きたい🏎️

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talisman

4.0嬉しい作品。日本が世界に認められたような気がした。

2024年7月29日
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単純

興奮

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h.i

3.0そういう職業でもあったのですね。レーサーというのは。

2024年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「事故はお前のせいじゃない。俺のせいだ。もっと早くにピットへ…。」
「そんな…。」
「フルークプラッツは、飛行場という意味だ。あそこでクルマは逆風で舞い上がり、不幸な事故に。」
「僕が走らなければ…。」
「レースは、死と隣り合わせだ。」
「僕が運転していた。」
「自分を責めるな。」

考えてみれば、当たり前のことながら、レーシングカーは、より軽く、より速く作られているわけですから、それだけ事故も起きやすくなっているのだと思います。実際のところ。

本作で、ヤンが遭遇したというこの不幸な事故も、現実のもののようです。映画の設定としてではなく。
(実際の事故の映像が、ネットの上にあるような記述もあります。)

ゲーマーとして、ゲームと向き合っているだけなら、こんなふうに、レースを観戦して楽しんでいた人を死なせることも、あり得なかったー。その自責が、痛いほど伝わってくるようでした。画面から滲(にじ)み出て来るように。

レーサーという職業の、いわば「負の側面」を垣間見てしまったヤンの心の痛さは、果たしていかばかりなものだったでしょうか。
ゲーマーを経て、それが、いわば「憧れの職業」であったが故に、その心痛も、格段のものだったと推察します。評論子は。

時として、モータースポーツには付き物の「事故」に辟易してしてしまい、レーサーを引退までしてしまったチーフ・エンジニアのジャックには、そのことについて、焼けるような後悔の念が、拭い去りがたく、自身につき纏(まと)っていたようです。
そして、自分と同じ轍を、ヤンには踏ませたくないー。ジャックのその想いも、また一方で、胸に刺さります。評論子には。

その「相克の痛さ」というのか…。

また、一方では、この世界でも、人が人を想うという、やっぱり人と人と、人との繋がりの大切さ、温かさが、胸に染み入ります。

佳作であったと思います。本作は。

(追記)
<映画のことば>
お前が何者かは、事故ではなく、それにどう向き合うかで決まる。ゴールまで走れ。

けっきよく、ジャックがレーサーとしてのヤンの能力を見いだしたのは、ジャック自身も気がつかなかったブレーキのフェードに、ヤンは気づいていたから。
ジャックは、欧州日産の執行役員・ダニーの反対を押し切ってまでヤンを合格者に選んだ本当の理由は、その点にあったことは、疑いがありません。
何が起きてもジャックは、レーサーとしてのヤンを信頼するー。
その二人の関係性も、観ていて清々しい一本でした。本作は。評論子には。

(追記)
<映画のことば>
「誰も期待していない。気楽にやれ。
お前にならできる。」

ゲーマーからモノホンのレーサーになり、初戦に臨んで緊張の極限にあったヤンに、チーフ・エンジニアのジャックがかけた一言。
これ以上の励ましの言葉は、ちょっと思いつかないのではないでしょうか。
その温かさが、胸に染み入るようです。

(追記)
<映画のことば>
「これは夢?」
「10台玉突き事故と同じくらい現実。」

考えてみれば、レーシングゲームの優れたゲーマーを、モノホンのレーサーにしてしまおうというのは、あながちは荒唐無稽な考え方ではないのかも知れません。
何故ならば、プロ(パイロット、新幹線・電車の運転士)用のシミュレーターだって、言ってみればゲームの「親玉」とでもいうのか、ゲームがもっともっと立派になったものとでも言えるでしょうから。

(追記)
親は、子供が選び取ろうとする進路を、無下に否定すべきではないのだろうと、改めて思います。
本作を観終わって、評論子は。
安定した職業に就いて、波乱のない人生を送ってほしいと願うのは、子をもつどの親にも共通の思いだとは思うのですけれども。
息子が選び取ろうとする進路を最終的には(?)否定しなかったヤンの両親は、その点、立派でもあったのだと、評論子は思います。

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talkie

5.0「復活」をキーワードに、ド迫力のレースシーンでエンタメに振り切った作品。

2024年7月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

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興奮

ゲームの「グランツーリスモ」はプレイしたことがない。
おそらくゲームのファン層が好きなものが全部詰まっているのだと思う。
そして、一般的な映画ファンが好きなものも全部詰まっている。

本作のレースシーンは実際に車を走らせて撮影したとのことで、非常に完成度が高い。映画館で観たら大興奮だろう。

主人公のヤンは「グランツーリスモ」オタクの青年。引きこもりではないのだが、フリーターのようなことをしながら「グランツーリスモ」ばかりやっている。父親は彼を社会復帰させたくていろいろと口出しをするのだが、ヤンの夢はカーレーサーになることだ。それを口にすると、現実を見ろと言われてしまう。
一方、英国日産のマーケティング担当ダニー・ムーアは、日本の本社でプレゼンをしていた。日産の経営を立て直すために「グランツーリスモ」で選抜したゲーマーを本物のレーサーに育てて、レースに出場させるというプランだ。その提案は認められて、夢のようなストーリーが展開していく。

ヤンはグランツーリスモオタクで、レーシングチームが日産なので、プレイステーションと日産のプロモーション映画のようになっている。本編中ずーっと、プレステと日産のロゴが映っている。以前のジャッキー映画で三菱自動車の看板が必ず映っていたが、あの比ではない。ダニエル・クレイグ版の「007」もセレブ向けの広告みたいな映画だったが、あれよりも広告量は多いと思う。

日産は2020年は大赤字で、2021年には黒字になっている。
本作がどの時期に制作が決定されたのかわからない。
いずれにせよ、ニート同然だったヤンが成長していく物語であることからわかるように、本作のテーマは「復活」だろう。
2020年はコロナ感染が広がりはじめた時期でもある。そして、コロナ禍において映画産業も大打撃を受けた。映画館もどんどんつぶれた。
そして2023年5月に、WHOがコロナの緊急事態宣言を解除。
本作は2023年8月25日にアメリカで公開。ようやく規制が解除されたタイミングで本作のような「復活」をテーマにした、映画館で観たいレースシーン満載のド迫力映画が公開された。
時代の空気を読む能力に長けた人材が製作サイドにいたのだと思う。

製作費94億円。興行収入190億円。
本作は8月11日公開予定だったが、7月に公開日を見直して、25日に延期した。7月21日から「バービー」「オッペンハイマー」が公開になるから延期したのだろう。賢明な判断だと思う。

こうして考えてみると、本作は商業ベースであらゆる方向から考え抜かれて作られ、公開された作品なのだとわかる。
rottentomatoesでは批評:65%、観客:98%。いかに娯楽に徹したかよくわかる結果になっている。

ニール・ブロムカンプ監督は「第9地区」以降あまりパッとしない印象だったが、これで盛り返したと思う。

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あふろざむらい

4.5上質な映画館と共に心ゆくまで感動する映画体験

2024年7月19日
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鑑賞方法:映画館

自身の23歳の誕生日プレゼントを兼ねて109シネマズプレミアム新宿にて鑑賞。自分がクルマ好きになったのはこの為じゃないかと思うくらい、ロマン溢れる映画だった。最高の体験だった…。

小学生くらいに隣の友達の家でやりこんだグランツーリスモ3や自宅でやってた4、6と思い出は深い。また、ヤン・マーデンボロー選手は日本のカテゴリーにも参戦していたのでその存在と経緯は知っている。しかしながら、GTアカデミーの創設から観れるとは。夢だけでなく、その代えがたい熱き情熱にも震わされる。

単純な夢物語にならず、様々な視点から生まれる緊張と感動はスポ根と括りには収まらず、1つのプロジェクトととしての偉大さを感じさせる。世界を駆けるサーキットとたぎる轟音。クルマ好きで良かったと感じさせてくれるエキゾーストは聴いててたまらなかった。そして何より、その没入感はプレミアムで観て良かったと何より感じた。

1つのことを続ける者を馬鹿に出来る奴は居ない。同時に、誰かの支えがあってこそ立てる舞台がある。また誰かが栄光の表彰台に立つ時、私の心を震わせてくれる。そうだ、シャンパンはまだ取っておこう。

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たいよーさん。