　通常スクリーンで鑑賞。

　テレビシリーズはリアルタイムで視聴済み。

　巧や真理と云ったキャラクターのその後が観られるなんて、まさに「夢の続き」だし感無量以外の何物でもありません。
　最高でした。新しくて懐かしいファイズ、堪能！

　初っ端から「いったいどうなってんだ」と、全く先の読めない展開でハラハラさせられめちゃくちゃ引き込まれました。
　テレビシリーズ終盤で壮絶な最期を遂げた草加が生きていたり、アークオルフェノクにやられたはずの北崎もしかり…
　頭に浮かんだハテナが、テンポ良く進む物語上でどんどん回収される手際の良さ、さすがは井上脚本だと思いました。

　真理がオルフェノクに覚醒する衝撃の展開からの、巧と２０年越しに結ばれるシーン、巧の言動も含め違和感を覚えましたが、パンフレットのインタビューを読み納得出来ました。
　演者と監督の間で何度もディスカッションを重ねた上でつくり上げた描写と知り、２０年と云う年月を経ての続編だからこそ出来た試みと分かると理解が深まりました。

　ネクストファイズもカッコ良かったですが、旧式ファイズへの変身、期待していただけに嬉しくて堪らなかったです。「俺はやっぱり、こっちで行くぜ」。使い慣れたものを使ったからこそ、真の力を発揮して敵を圧倒。「ターミネーター」よろしく、旧式が新型に挑む構図がめちゃくちゃ好きなのでテンション上がりました。「Justiφ's」まで流れ、「待ってました！」とさらにアガりました。気持ちが２０年前のあの頃へ一気に引き戻され、懐かしさに目頭が熱くなりました。

　最高の夢の続きを、ありがとうございました。

[追記（2024/02/13）]
　草加雅人のネットミームを逆輸入した表情は無二の顔芸の域に達していてさすが。変身で恥じらう斬新なキャラを体現する福田ルミカのかわいさに改めてやられてしまいました。

[以降の鑑賞記録]
2024/02/13：なんばパークスシネマ