「すごくよかった」SISU シス 不死身の男 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごくよかった
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砂金取りのじいさんだと思ったら伝説の戦士で彼から金を奪ったナチスがひどい目に合う。『イングロリアス・バスターズ』は未だにモヤモヤした思いがあるのだけど、『イングロリアス・バスターズ』で見たかったのはこれだ。じいさんが不死身すぎておかしい。傷口に土を塗り込んだら破傷風になるだろうし、自分に火をつけるとか、意味が分からない。水中で敵を殺して、気管から出る空気を吸うとか、めちゃくちゃだ。でもすごくいい。墜落した飛行機から生還するのもどうなっているのか不明だし、首を吊られて生きているのも説明がない。傷に杭を刺して体を支えていた描写はあったけど、その前に死ぬ。よほど首に力を入れて耐えたのか。
敵も憎たらしくていいし、女の子がたくましく生き残って戦車で現れるのもいい。運転は簡単なのかな。今年一番元気の出る映画だ。
ただ、あんな世捨て人みたいなじいさんが金を掘って何をするつもりなのだろう。贅沢にも興味がなさそうだ。
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