「真のホラー映画」四月になれば彼女は jyosuiさんの映画レビュー(感想・評価)
真のホラー映画
クリックして本文を読む
衝撃のホラー展開にゾッとする感覚のが強くて震撼した。
泣かそうとしてくる演出も意味がわからず、劇場で泣いてる人もいるのも更に怖さを増長させた。
長澤まさみ演じる「弥生」が髪を切っている鋏で、森七菜演じる「春」を後ろから滅多刺しにするのではとドキドキしてしまったが、笑いあった後にもかかわらず、「春」の遺品から手紙を持ち去る方が、もっと怖かった。
森七菜演じる「春」も『ああいった手紙を出せば、元カレの現在の彼女が会いにくるにちがいない』というほのかな計算、その末、自分の思った通りに事が運んだ事に喜びを示す感じが狂気に満ちていた。
主人公と「弥生」がその後の人生、またすぐすれ違うのは目に見えているのに、ハッピーエンド風もホラー。
演技力で圧倒したのは仲野太賀。
特に役にあわせた味わいで、ちょっと下手めに歌う『喝采』が秀逸だった。
ウユニ塩湖、ブラックサンドビーチ、プラハがスクリーンで見たいなくらいの気持ちで行った事を後悔。
コメントする