「佐藤健はおそれている」四月になれば彼女は よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
佐藤健はおそれている
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・今カノ・元カノという二人のサイコパスに苦しめられる精神科医
・元カノは元カレの結婚直前のタイミングで「二人で行くはずだった海外旅行の写真」を送りつけ、「あなたが好きだったころの私が好き」と未練たらたらで「私もうすぐ死にます」という予告までする
・元カノの親も部屋中に娘の写真を張り、娘を束縛するサイコパス
・元カノからの手紙を見て失踪する今カノ
・今カノの失踪で精神を病んだ精神科医は同僚医師や行きつけのバーのマスター、今カノの妹など関係者全員から「お前が悪い!」と責められる妄想に苦しめられる
・元カノの死を知らされた精神科医は元カノが息を引き取ったホスピスに行き、彼女の形見であるフィルムカメラを受け取る
・フィルムカメラの写真を現像してみると、そこには失踪したはずの今カノが満面の笑みで撮影されている!!!!!
・なんと今カノの失踪先は元カノの入院しているホスピスで、今カノは元カノの生殺与奪の権を握っていて……
いやあ、序盤・中盤の演出のトーンを変えて、ラストの展開をもう少し工夫すれば、最近のJホラーの停滞気味な雰囲気を払しょくさせるような日本ホラー史に残る名作の完成でしたよ。
和製アリ・アスターの誕生、というか、アリ・アスターがコッソリ来日して撮影してるんじゃないかと思ったくらいです。
P.S.河合優実のシーンで気になるセリフがいくつもあったのですが、その伏線ぽいものが回収されていなかった気がします。やはりホラー的な話なんですかね?
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