「派手さはないけど素直に良い作品。」駒田蒸留所へようこそ ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
派手さはないけど素直に良い作品。
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素直に良いストーリー、良い映画だった。
ライターの仕事にやりがいを見出せない青年・高橋が、取材で関わることになった駒田蒸留所の社長・駒田琉粋や酒造の人々と関わることで仕事の楽しさに目覚めていくというストーリー。同時に駒田蒸留所の存続をかけたウイスキー作りのゆくえでハラハラし、蒸留所の家族の話としてジーンとくる。
物語序盤の高橋以外は、基本に自分の仕事に愛情や誇りを持っている大人たちばかりで、気持ちの良い作品だった。
働くからには仕事に愛情や誇りがないと、その人の人生も世の中も良くならない。そしてものづくりにおいても良いものはできない。
(と思って私自身は思って日々働いている。)
ウイスキーの製造方法とか製造過程は知らないことが多くて見ていてワクワクした。(売られてるウイスキーはブレンドして作られているものなのか。)
私も駒田蒸留所の独楽を飲んでみたいものだなあ。
あと酒造業界のことはわからないけど、本作に出てきた蒸留所の人たちみたいにお酒好きな人が多くて、同業他社でもあんな風に助け合えるのかな。そうだったらなんて素敵なのだろうか。
観終わった後、素直に「良い話だったな」と思いながら劇場を出られる作品だった。
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