「ちょっと不親切・・・かも」駒田蒸留所へようこそ まくらさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと不親切・・・かも
クリックして本文を読む
【ストーリーは分かりやすい。ただウイスキーの知識を多少知らないと置いてけぼりかも】
色々な事情で生産を中止した、ジャパニーズウィスキー「独楽」を復活させようとする物語。
蒸留所に行ったことがある人なら、話の理解は早いです。私もニッカの蒸留所に行ったことがあったので、察することができました。
逆に、ウイスキーの作り方を知らない人が見に行った場合、開始5分で置いてけぼりにされると思います。上映時間91分とのことなので、上限があったのかもしれませんが、「ピート」「ポットスチル」など、ウイスキー用語が容赦なく使われるので、何も知らないとポカンとなるかもしれません。
なぜ蒸留するマシンの近くに神棚があるのか。蒸留所に行ったことある人なら、わかりますが、そういう細かい所まで再現している影響で、むしろ何も知らない人はストレスになるんじゃないかなあ。
また、途中でジャパニーズウイスキーの定義について触れられますが、「く●●し」への痛烈な皮肉です。私は笑えましたが、ちょっと賛否両論な気がします。
個人的にはもう少し主人公の背景を見せてほしかったです。25歳で入社5年目となると、20歳で入社なので大卒ではないはず。。そこら辺を考えるとなんとなく主人公の言動の根拠が浮かんできますが、もう少しディテールを細かくすればもっとよかったかと思います。
あと、カレンダーを見ると火事が起きたのが4月。テイスティングして完成するのがひぐらしのなく頃にですから8月末と考えると、4か月分の運転資金はどうしたのか気になっちゃいました。
コメントする