「「だれだぁ~、こんなポンコツ入れたヤツぁ」。イエ、映画の善し悪しではなく、新米記者、高橋光太郎のことです。映画は面白かったです。」駒田蒸留所へようこそ マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
「だれだぁ~、こんなポンコツ入れたヤツぁ」。イエ、映画の善し悪しではなく、新米記者、高橋光太郎のことです。映画は面白かったです。
いきなり映画とは関係ない話で恐縮なのだが、会社では社長から去年入社の2年目社員まで新入社員に対する評価は厳しい。若手は自分が新人だった時のことは棚上げする、部長辺りだと自分が新人だった頃のことはもう昔すぎてすっかり忘れている。だから、新人に対する評価基準が厳しく要求レベルも高い。「おまえ、自分が新人の時そんなこと出来たか?出来なかったろ」ってレベルを、さも「俺は新人の頃、これぐらいは出来たゾ」って顔して当然のように要求してくる。自分は出来なかったクセにと思う。入って1ヶ月のアルバイト君でさえ 「今度入ったバイトってさあ」 とか言い出す始末だ。
で、新米記者の高橋光太郎だ。やる気なし、下調べしてこない、ひがみっぽい、修正前の原稿アップしちゃう、いったい何なんだコイツは。僕はイラっとして心の中で叫けぶ。
「だれだぁ~、こんなポンコツ入れたヤツぁ」。
だけど記事は評判がイイ。ニュースサイトの会社で1番大事なことだ。やる気がなくても記事の評判が良ければOKだ。つまり採用担当の判断は正しかったのだと納得した。
ラスト、車中で高橋が同行させてきた新人の言葉に僕はイラっとする。
「誰だ? こんなポンコツ入れたヤツぁ」。
あっ、映画は面白かったです。
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