「よく知ることが好きへの道」駒田蒸留所へようこそ kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
よく知ることが好きへの道
蒸留所を立て直し、存続させる決意をした駒田琉生と、
情熱をかけて仕事をする意味が分からず、適当に受け流し転職を繰り返してきた高橋光太郎。
…もう、最初のいい加減で、やる気のなさといったら。
周りのモチベーションまで削ってしまいそうで、「早く辞めろ!」と言いたくなってしまった。
仕事とはいえ優しく接する編集長や、駒田さんは偉い!
でも、
そこまでグダグダな青年が、失敗も経験しながら徐々に仕事に情熱を見出していく。
その過程と、幻のウィスキー復活にかける家族の物語が見事に組み合わせられていて、
最後は不覚にも感動してしまった。
惜しむらくは、原酒のブレンドするシーンばかりが印象的で、
ウィスキーの製造の過程をもうちょっと丁寧に描いて欲しかった、かな。
お仕事映画として素敵な作品。
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