「リアルな群衆のパワーの凄さに圧倒されて胸が躍ってしまう。」ランガスタラム カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
リアルな群衆のパワーの凄さに圧倒されて胸が躍ってしまう。
この年代のインド映画は、
リアルな群衆のパワーの凄さに圧倒されて胸が躍ってしまう。
最近は人数も少なくCGだから迫力が無い。
さて、この年代でもカースト制度の諸問題がもろに大きく横たわっている話だ。
昨今では、宗教問題の方が益々大きくなっているようだが、それもカーストによるものなんだろう。
それよりも、
かのガンジーの非暴力主義運動以降は消滅したのか心配になってくるほど暴力と殺戮が展開される。
そしてそれは、
この作品が前半と後半の主役のキャラクターが豹変するので、
あの可愛い奥さんとの仲が心配になってしまう。
陽気で鈍重から、
臆病で暴力的となり、陰湿だ。
ラストは凝りすぎたのか、
インド人の長所である寛容がなくなって寂しい限りです。
( ^ω^ )
「RRR」「マガディーラ 勇者転生」などの人気俳優ラーム・チャランが、
2018年に主演を務めたインド映画。
1985年、アーンドラ・プラデーシュ州ゴーダーバリ川沿岸の田園地帯ランガスタラム村。
モーターを使って田畑に水を送る仕事をしている陽気な青年チッティ・バーブは、
難聴のため他人の声をうまく聞き取ることができないが、
毎日を楽しく過ごしていた。
近所に暮らす女性ラーマラクシュミに恋心を抱いた彼は、
不器用な求愛をする。
一方、ランガスタラム村の人々は「プレジデント」を名乗る金貸しブーパティによって苦しめられていた。
中東ドバイで働くチッティの兄クマールはプレジデントから故郷の村を救うべく、
州議会議員の力添えで村長選挙に立候補するが……。
共演は「マッキー」のサマンタ、「ミルカ」のプラカーシュ・ラージ。
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