高野豆腐店の春のレビュー・感想・評価
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昭和を感じさせる愛情のドラマ
全編に尾道の風景を散りばめ、親子愛、恋愛、ご近所さんとのドタバタありの、どこか懐かしく感じる映画
藤原竜也と麻生久美子の親子のセレクトがピッタリ
自分の健康を気にして、遺される娘の幸せのために周りを巻き込んで一生懸命を相手を探す
いまどき珍しい光景
豆腐を作る工程も、昔は近所の豆腐屋さんで見られたが、今では、ほとんど目にすることがない
古き良き日本の文化を改めて考えさせられた作品だった
心に染みる映画
尾道の昭和なお豆腐屋さん高野豆腐店。
少し頑固で無骨なお父さんと出戻りだけれど明るくテキパキと働き者の娘。親子二人が助け合って守っている日本一の豆腐の味。それを取り巻く父の地域の親友たち。人情があって笑いがあって、そして、予想を超えて号泣してしまった映画です。日本人の心に染みてくる、悲しい涙ではなく、人間の心の奥を揺さぶる涙、、、、派手なストーリーや小細工なしで、
愛とは、思いやりとは、人の心とは、、、
現代の世の中に消えかかっている温かいものが心に満ちてくる映画でした。久しぶりにこんなに気持ちのいい涙を沢山流しました。藤竜也さんの素晴らしい演技が圧巻でした。極上の舞台を見に行った時のように、終わった時に思わず拍手したい気持ちになりました。劇場が空いていてもったいなかったです。もっと多くの方々に見てもらいたい映画でした。
春は咲く
いい映画を観た! この一言です。
元々豆腐好きですが、無性に美味しい手作り豆腐が食べたくなりました。...
尾道を舞台に演じる名優ドラマ
作り手の優しさが伝わってくる
ベタが過ぎる気が…
「春ちゃん そこで寝てると風邪ひくよ」
人気ドラマ「時間ですよ」でミステリアスな二枚目を演じた藤竜也が加齢臭さえ感じさせる老人を見事に演じる。 泣かせ処 笑わせ処以上に何気ない所作で役者達が腕を競う。
「春ちゃん…」 娘にちゃん付けで声掛ける柔らかな物言いに泣かされちゃったよ。
瀬戸内に見守られている尾道の、懐かしい風景
温かく優しさが溢れて
ほっこり安心感
ローカル色満載のほのぼの作品
柔らかい豆腐
シンプルながらに、とても心が癒される作品でした。この手にしては珍しく、テンポが良くて見ていて飽きない。藤竜也と麻生久美子の好演があって、すごく厚みのある人間ドラマに仕上がっていました。
豆腐屋を営む親子が繰り広げる一時。
色んなエピソードが綺麗にまとまっていて、普遍的なストーリーではありながらも、ずっと見ていられる優しい映画。上滑りすることなく、しっかり笑わせてくれるし、この年齢になってもまだまだ人は成長できるんだと人生の教訓となるドラマもある。繊細な作業が得意で一流の豆腐職人は、実はずぼらで不器用。王道ながらになかなか面白いです。
なかなか理想通りにはいかない人生。
期待と期待外れの対比はお見事。祝い酒からやけ酒に。大禁句ワードを放つ婚約者。フリが効いていてかなり笑っちゃいます笑 藤竜也の驚く表情と麻生久美子の呆れ顔がたまりません。女性は豆腐のように優しく扱わないと、直ぐに崩れてしまうから。にがりと人生、なんだか似ているね。
大好きなシーンがある。
藤竜也が全力疾走する、あの名場面。見ているこっちまで走り出したくなります。何してんだ、自分。平凡な毎日を、言い逃れする毎日を送ってたまるか!なにかに向かって突き進まなければ!監督の魂も篭っているように思えて、すごく、すごく胸が熱くなりました。
冗長な部分や無理があるな〜と思う部分がありながらも、今年のヒューマンドラマの中では結構ベスト級に良かった。こういう、こだわり抜いた豆腐屋のお豆腐、食べてみたいな。
余分な仕掛けが足引っ張ってます、惜しい
これは驚きの上出来佳作で得した気分。典型的なベタなお話ですが、監督・三原光尋のドツボを敢えてサラリと描くスタンスで、嫌味なく人情小話が活きてくる。もちろん、ウザ過ぎる商店街応援団4人組の鬱陶しさや、段取りの予行演習なんて完全に吉本新喜劇のしかも劣化版、さらに病院のレストスペースでの騒動の安っぽさ、女子高生の監督設定なんてマジ不要ですね。これらの大失敗エピソードを補っても余りある節度の勝利でしょう。
監督自らのオリジナル脚本のようで、数多の映画監督に愛される尾道を舞台に老いた父と出戻り娘の有り様を描く。「こうや豆腐」と「春」と二つも引掛けを含んだタイトル、その手書きクレジット文字の優しさがそのまま全編を支配する。自らの病状を知り、このまま娘を閉じ込めたらいけない、の優しさが発端。並行して自らの予期せぬ「春」も描かれる。
老いて盛んな藤竜也の佇まいのカッコイイこと、これで81歳ですか? 確かに老いはやむを得ないが、走る・倒れるなどの所作の美しいこと。そもそも80超えて主演とは素晴らしいですよ。実際問題では娘との年齢バランスからも小林薫あたりのキャスティングがベストでしょうけれど、どうやら監督とのこれまでのお付き合いがベースとなっているようで。しかもラスト近くになって明かされる過去からも歳の差やむなしと説得されます。対する娘役の麻生久美子は出しゃばらず控えめを貫き、節度ある美しさも漂わせ適役です。独特の鼻から抜けるアルト声が都会的で、過去は一切描かれないですが、それらを断ち切っての父への尊厳が極めて「男前」なのがいい。
大筋は松竹・大船調の、山田洋次が監督しても全然違和感ないトーン。適度な笑いを散りばめ、琴線に触れるシーンも案外サラリと描く感性が実に好ましい。随所に挿入される尾道の情景は当然に美しく、生活のリズム感の熟成に繋がる。この手の作品にお約束のように挿入される長老者の逝去まで、敢然と繋げなかった作劇によって、凡作から脱皮できたのは確かでしょう。
春の恋人役の「ちんちくりん」こと桂やまとさんは落語家だそうで、それでいて映画初とは見えない誠実さを際立たせています。しかし、でも、もうちょっと麻生久美子とバランスのあう役者ではダメなの? 今ドラマの「VIVANT」でご活躍の迫田孝也 なんてぴったしと思うのですがね。父親の病院仲間となる中村久美の自然な品格が、安っぽさに陥りやすい設定を高いレベルで保っている。
エピソードの構築のあちこちに不備といいましょうか、熟成不足のシナリオをもっと洗練させれば第一級の作品となったでしょう。
リメンバーヒロシマ‼️❓
ヒロシマを繰り返さないなんて、じゃなくて、戦争時には、アメリカもナチスと同等でした、その被害を忘れないことは、大切なことだとは思います。
この映画と被爆被害は関連しているのですが、麻生久美子が離婚されたことと被曝遺族であること、中村久美が被曝後遺症で癌になることの深掘りがないので、唐突感が否めない。
また藤竜也と中村久美の出逢いと関係が深まるのも、麻生久美子が再婚相手を見つけるのも、少し浅い感じです。
確かに感動的なエピソードと名演技です。
私には、再婚相手や町内会のわざとらしさや、中村久美の若すぎる姿が、何か入り込めないものがありました。
ほのぼのした演技と尾道の景色が印象に残りましたあ。
ありがとうございました😊
あと20才
笑いと涙と老い
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