「時間の狭間で繰り返す復讐: ペナルティループの謎解き」ペナルティループ 三度の飯より映画好きシェフ聡27さんの映画レビュー(感想・評価)
時間の狭間で繰り返す復讐: ペナルティループの謎解き
ループ系映画好き、サスペンス好きにもささるとおもう。
さて
「人数の町」の監督荒木伸二が、「街の上で」で主演の若葉竜也と共に織りなす、オリジナル脚本のタイムループサスペンス『ペナルティループ』。
この作品は、復讐心に燃える岩森淳が、恋人を奪った素性不明の男・溝口に仕返しを試みるも、翌朝目覚めると不可解にも時間はリセットされ、すべてが昨日の状態に。溝口役の伊勢谷友介には哀愁を感じ、恋人唯役の山下リオ、そして謎の男を演じるジン・デヨンの演技もひきこまれました。
この繰り返される復讐と解決への道筋が、見る者に新時代の復讐とは被害者の救済とは何かを問いかける。映像の無機質な感じと暖かみある風景が織り成すコントラストが、この不思議な旅をより一層引き立てそして考えさせられる作品で、まさに新しい時代の映画体験だと感じました。
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