「これは傑作だった。」ボーはおそれている エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
これは傑作だった。
アリ・アスター × ホアキン・フェニックス
突然怪死した母のもとへ帰省しようとする(たぶん自分のように不安障害を患う)ボーの旅。妄想ともとれる非現実的で奇妙な出来事が次から次へとおきてなかなか先に進めない。車で6時間の道のりが壮大な旅となった。
ボーが精神を病んだ妄想野郎であることは間違いなし。自業自得なグダグダ感が好きだった。心地良すぎてずっと観ていたかった。長尺を覚悟して臨んだけど、あっという間に終盤へ。
そう、空気を変える思いのほかシビアなクライマックス。ダメダメな自分は最後までユルユルでいって欲しかったけど、ダメダメなボーが糾弾されるのもやむを得ず。
何はともあれ今年のベストの一本だろう。
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