劇場公開日 2023年10月27日

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「個人的にはこういうのは好き」愛にイナズマ 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0個人的にはこういうのは好き

2023年11月19日
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コメディと銘打っているが、コメディを主戦場にしている役者さんは出ていないし、内容的にも、どちらかというとちょっとシュールなヒューマンドラマという感じ。
そういう意味では、いかにも東京テアトルらしい作品。

序盤の主人公・花子(松岡茉優)と助監督・荒川(三浦貴大)のやり取りあたりは、脚本家の独りよがりみたいな感じだが、その後は物語として、きちんと成立している。

劇中で「こんな家族はいない」という台詞が繰り返されるが、むしろ、関係性に限って言えば現実世界でもこんな家族は沢山いるのかも?

個人的には、松岡茉優はやっぱり魅力的だなと思う。
ルックスは勿論だが、健気に訴えかける時の鼻に掛かった声がいい。

益岡徹の人情味溢れる表情や北村有起哉の渋い雰囲気もいい。

そういえば、日テレが絡む映画というと今までは人気タイトルが原作にあって、大手映画会社が配給するというのが鉄板だったのが、ここのところ、それが少しずつ変わりつつあるのは興味深い。

藤崎修次
トミーさんのコメント
2023年11月19日

共感ありがとうございます。
前半部分の不快さは石井監督の強い怨念なんでしょうね。

トミー