「完璧なキャスティングに1億ボルト。」愛にイナズマ はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
完璧なキャスティングに1億ボルト。
これはやってくれましたな!なんか闘いを挑まれたような気分になった。私はめっちゃ面白かった。
口癖のような死にたいがある日本当になってしまう。コロナ禍に翻弄される日々。映画監督デビューの夢を寸でで横取りされた花子。花子が出会ったテンポずれまくりの正夫。そして花子は家族の映画を撮るため長年音信不通だった実家へ帰省する。そこで巻き起こる笑いあり、グッとくるとこありのドタバタ劇。
いきなり口汚くいがみ合う兄妹。何故こんな家族の姿を映画にしたいのか。失踪した母。逮捕歴のある父。次々と知ることになる真実。イナズマがそんな家族を強烈に照らし出す。
Wikipediaがなくなったらお前に残るのは変な彼氏だけだは名ゼリフ過ぎるし、5ヵ所くらい本気で吹き出して笑ってしまった。もうこれはキャスティング勝ちで、全登場人物がこれ以上思いつかないってくらい完璧な配役だった。
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