「こういう映画が大好きです。」愛にイナズマ マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
こういう映画が大好きです。
退屈だとか長いとか言う人もいると思うけど、僕は「終わらずにずっと見ていたい、もっとずっと続けばいいのに」と思うほど面白かった。
それと役者の競演がすごくおもしろかった。特に2つ、前半の松岡茉優さんと窪田正孝さんの場面と、後半の佐藤浩市さん、池松壮亮さん、若葉竜也さんも加わった家族が集まる場面は見ごたえがあった。ちょっと贅沢すぎないか?
仲野太賀さんの退場が早すぎて残念。
あと、折村監督が撮りたい「消えた女」(消えない男)がこの作品の内容とリンクしてるところが面白かった。
なぐりこみは元ボクサーと元世界チャンピオンが行けばいいのに。「春に散る」
最近は映画に星を付けるのがおこがましく思えて星は点けないのだけれど、例外もあって、リーアム・ニーソンにだけは無条件で☆5を点灯させる。
この映画も例外で、この作品に星5の明かりを灯さなかったら僕はいったい何のために映画を見ているんだというぐらい面白かった。
ここ2~3年、 映画.comで評論家じゃない人の多くのレビューを見るようになって、映画の見方はホントに人それぞれだとつくづく思うようになった。
最初は、僕が生涯2度目の途中退席した 「ノッティングヒルの恋人」を生涯ベスト1に挙げる人がいることに心底驚いたことだ。逆にすごく感動した実写版「ホリック」と「TOVEトーヴェ」の評価がすごく低かったりしたのがとてもイイ経験になった。
*追記:退席したもう1本は康夫ちゃん原作の「なんとなくクリスタル」。
僕が他の人のレビューで興味があるのは、感想の部分だ。知識部分はなるほどとは思うが、映画論、比較論、技術論、監督論は自分に知識がないのでイロイロ知ってるんだなと思うだけだ。たまにすごく感動してしまうのが、映画のレビューより面白いと思ってしまうレビュアー個人の話だ。映画より面白いってルール違反だろうと思ってしまう。